【3分で海外プロダクト紹介 #1】 Leanbe
毎日19時に、3分で読める海外プロダクトの紹介記事を投稿するシリーズです。
今日のプロダクトはLeanbe。2021年9月30日時点で、Product HuntにてUPVOTEを2500ほど獲得しており、2021年9月23週のランキングで1位を獲得しています。
一言で言うと、データドリブンにロードマップを作成・管理・共有できるプラットフォームです。
プロダクトマネージャーやプロダクトデザイナーの方が主なユーザとなりそうです。
解きたい課題
ユーザに多大なニーズがあると開発者が思い込み、多くの工数を投下してしまうことです。
これを避けるためには、ユーザからの情報をもとにニーズを特定し、ニーズを充足する機能をユーザに提供し、提供した機能に関するフィードバックを収集して次の開発に繋げるサイクルを継続的に回す必要があります。
しかし、このサイクルを回すためには、複数のツールを組み合わせてプロセスを構築する必要があります。
課題に対する価値提案
一つのプラットフォーム上で、顧客のフィードバックに基づくデータ主導の製品開発を実現することができます。
最新の開発状況を提供し、インタラクティブにやりとりを行うことで、ユーザのエンゲージメントを高めることができます。
ソリューション
「ユーザから情報を収集する -> 分析してロードマップを作成・共有する -> リリースをユーザに通知し効果測定を行う」というサイクルを一つのプラットフォーム上で完結させることができます。それぞれのステップでは、以下のような機能を提供しています。
▼ ユーザから情報を収集する
さまざまなチャネルから収集される製品に関する問い合わせについて、同様の問い合わせをしてきたユーザと共に、プラットフォーム上で詳細にやりとりすることができます。
ユーザからの機能リクエストを一覧化し、それぞれの機能リクエストに対してユーザからの賛成票を募ることができます。
同じような問い合わせや機能リクエストを一つのグループにまとめることができます。
▼ 分析してロードマップを作成・共有する
ユーザからの機能要望や賛成票と、ユーザに関する情報(ロケーション、年齢、投票履歴など)をもとに、AIの支援のもとリクエストの優先順位付けを行い、ロードマップを作成することができます。
リリース、計画、進行中の内容について顧客に最新情報を提供することができます。
ロードマップとリリースノートを他のWebサイトに埋め込むことができます。
▼ リリースをユーザに通知し効果測定を行う
リリースに関する通知をコンテンツ内容に基づいて分類・管理することができます。
アニメーションや画像を用いた分かりやすいリリースノートを作り上げることができます。
リリースノートに対してSNSへの共有ボタンを設置することができます。
価格プラン
Lifetime PlansとStandard Plansに大別され、それぞれでいくつかの価格プランが設定されています。
筆者のつぶやき
最初見たときは、ZendeskやFreshdeskのようなヘルプデスクサービスと似たような印象を持ちました。
しかし、調査を進めていくうちに、ヘルプデスクサービスよりも、ユーザと密にコミュニケーションを取りながら、サービス開発を進めることができるサービスである印象に変わりました。
バグ報告・問合せ・新規開発のアイデアのいずれも、オープンな場でユーザとコミュニケーションを取りながら解決していく思想や、ロードマップをユーザと共有しながらサービスを育てていく思想が、そのような印象を持たせたのかもしれません。
誰しも、自分が発案したアイデアがサービスに実装されたら嬉しいと思いますし、サービスに愛着を持つと思います。
また、ロードマップが公開されていることで、「あの機能、いつ実装されるんだろう」といった不安や不満が、「あの機能、もうすぐ実装されるかも」といった期待に変えられるかもしれませんね。
そう考えると、継続率が重要な流行りのSaaSビジネスとも相性がよく、今後の成長が楽しみなプロダクトだと思いました。
明日は、ハウツーガイド作成プロダクトの「Tango」をご紹介します。お見逃しないよう、是非フォローをお願いいたします!