【3分で海外プロダクト紹介 #18】 FlutterFlow
毎日19時に、3分で読める海外プロダクトの紹介記事を投稿するシリーズです。
昨日は、既存のフォームの不満点を解決した実用性の高いフォームビルダー「Reform」を紹介しました。
今日のプロダクトはFlutterFlow。2021年10月17日時点で、Product HuntにてUPVOTEを1150ほど獲得しており、2021年10月6日週のランキングで2位を獲得しています。
一言で言うと、Flutter(※)をベースにしたNoCode開発とCode開発のいいとこ取りができるプロダクトです。
※ : Googleが開発しているiOS / Android両方のアプリを構築することのできるフレームワーク(利用言語はDart)
具体的なユーザが非ソフトウェアエンジニアになるのかソフトウェアエンジニアになるのかは分かりませんが、これからの開発スタイルを変える可能性のあるプロダクトです。
また、本製品の開発に関わっているのがFlutterの開発元であるGoogle出身であることも期待できる要因です。
解きたい課題
Flutterの登場でiOSとAndroidが一つのプラットフォームで開発できるようになり、複数プラットフォームでの開発にかかる工数が下がりました。
但し、開発にかかる工数はやはりまだまだかかります。
課題に対する価値提案
iOSとAndroidの両方のアプリをGUIで高速に開発することができる。
また、GUIで作成したアプリのクリーンなコードをエクスポートすることができるため、GUIで設定しきれない細かい開発を行うことができる。
ソリューション
▼ ドラッグアンドドラッグで簡単にUIを構築
▼ UIテンプレートや構築済みコンポーネント(※)で開発時間を短縮
※ コンポーネントとは : UIの部品のこと
▼ Firebase(※)を統合することでバックエンドも簡単に構築
※ : GCPで提供されているMobile backend as a service
▼ プレビューモードで公開せずともユーザヒアリングを行える。
▼ 高度なUI/UXツールと統合して、一段上のデザインを実現
▼ (Flutterの特徴でもあるが)iOSとAndroidの両方のアプリが開発できる
価格プラン
使える機能によって3つのプランが用意されています。
筆者のつぶやき
アプリが開発できるNoCodeツールはAdaloが有名ですが、FlutterFlowはAdaloとは別の利用用途で定番ツールとしての立ち位置を獲得しそうです。
FlutterFlowの特徴はやはり開発できるクオリティのコードをエクスポートできるところでしょうか。
このようなコードをエクスポートできるツールは、技術的にも高レベルであるため、実用に耐えるレベルの製品は今まであまりなかったですが、FlutterFlowがその立ち位置を確立してほしいと思っています。
このようなツールが増えてくると、非エンジニアとエンジニアのタスクの引き渡しがすごくスムーズになります。
例えば、非エンジニアがFlutterFlowでUIを作成しユーザヒアリングを繰り返し、その後にエンジニアがFlutterFlowからエクスポートしたコードを使って本番稼働に耐えるプロダクトを作り上げるような世界観がきたら素敵だなと思います。
明日は、AIセールスアシスタントの「Ernest」をご紹介します。お見逃しないよう、是非フォローをお願いいたします!