【3分で海外プロダクト紹介 #13】 Intrro
毎日19時に、3分で読める海外プロダクトの紹介記事を投稿するシリーズです。
昨日は、プロダクトマネージャーのコミュニティ「The Product Folks」を紹介しました。
今日のプロダクト名はIntrro。2021年10月03日時点で、Product HuntにてUPVOTEを450ほど獲得しており、2021年10月1日のランキングで2位を獲得しています。
一言で言うと、社員が持つ知り合いのネットワークを管理し、リファラル採用を高度に管理することのできるプロダクトです。
リファラル採用を増やしたい採用担当にぴったりのプロダクトと言えます。
既に、TypeformやAirwallexなどの新進気鋭の会社に利用されているようです。
解きたい課題
企業にとって、社員の人的ネットワークはとても価値のあるものであるが、うまく管理・活用することができていない。
その結果、どの候補者が企業に適しているかを見極めることができず、相応しくない候補者にスパムのようなスカウトメールを打ったり、間違った採用をしてしまうことがある。
課題に対する価値提案
「従業員が最高のリクルーターである」という考えの基、社員の人的ネットワークを可視化し、社員が候補者についてマークやコメントを残すことで、真に必要な候補者に対して効果的にアプローチを行うことができます。
ソリューション
▼ 1クリックでATS(Applicant tracking system)に接続することができます。社員はSlack経由でログインし、人的ネットワークを90秒で同期させることができます。
▼ 多くの属性から、候補者に適した属性を選択し、ペルソナを完成させます。
▼ 従業員は他の従業員の知り合いも含めて、候補者にスターをつけることができる。
▼ リファラル候補者をスプレッドシートで管理する必要がなくなり、システム上で管理することができます。
▼ 候補者に対する紹介を集約して管理することができます。
▼ その他、以下のような機能があります。
価格プラン
従業員の数と機能に応じて、4プランが用意されています。また、30日の無料期間も用意されているので、安心して試用ができます。
筆者のつぶやき
どの会社も「採用」は経営レベルの課題だと思いますが、やはりリクルーターに高いお金を払うよりもリファラルで採用できる方が、コスト面でもフィットの面でも優れていることが多いと思います。
とはいえ、リファラル採用をちゃんと仕組みで回すことはなかなか難しいと思います。例えば、社員に候補者を洗い出してちゃんと入力してもらうことが難しかったり、定期的に情報をアップデートすることが難しかったり、部署横断で候補者のレビューをすることが難しかったり。
Intrroは上記のような課題を解決し、リファラル採用の仕組みをうまく回すことが期待できるようなプロダクトになっていると感じました。
さらに、今後は正社員以外でもプロジェクト単位で会社に関わる働き方が増えてくると思います。
その場合、正社員を前提とした社員管理システムを役に立たず、ネットワーク関係をベースとした管理ツールが必要となるタイミングがくるはずだと思います。
Intrroは次の一手として、企業の人的ネットワーク管理システムにも着手しているようなので、継続してウォッチしていきたい企業だと思いました。
明日は、100%暗号化されたグリーンビデオ会議「Crewdle」をご紹介します。お見逃しないよう、是非フォローをお願いいたします!