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4. 経営計画の作り方:詳細 4−3 詳細化
骨子作成に目処がついたら、詳細化ステップに進みます。詳細化とはひらたく言えば、計画骨子に基づき計画の細かい部分について決めることです。主に取り組むべきは、①オプション要素についての検討②各要素における細かい部分の詰め、の二点です。
まず①オプション要素についての検討です。前提となる経営計画の構成で、骨子に含まれていない要素について検討します。会社概要など単純な情報収集で済むものもありますが、基本的には計画骨子に基づき検討や整理を行います。
次に、②各要素に関する細かい部分の詰め、として、全般的に詳細部分の明確化を図ります。主に対象となるのは、施策や財務計画など詳細が重要となる要素です。例えば、施策であれば5W1Hの観点からより内容を具体化したり、財務計画の細かい費目についても試算ロジックや前提条件を詰めていく事になります。ただし、計画の目的に対して必要性が乏しい部分まで詳細化するのは、労力と時間の無駄になるため避けましょう。
なお詳細化の過程で、計画骨子を作成する際の想定が間違っている事に気づいたり、検討が不足している部分が見えてくることは、まま発生します。そのような場合は、骨子作成の適切なステップまで戻って検討を行いましょう。
このステップを終えると、詳細な経営計画の内容案が出来ているはずですので、これに対して改めて検証を行います。検証の視点は、基本的に骨子作成と同じ(抜け漏れ・目標達成度・質)で良いでしょう。必要に応じて検証と修正を繰り返し、内容を固めていきます。