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経済ニュースに思う、中小企業の未来への一筆。ビジネスチャンス、課題解決に注目。 信頼を…

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経済ニュースに思う、中小企業の未来への一筆。ビジネスチャンス、課題解決に注目。 信頼を築き、共に成長するパートナーを目指します。

最近の記事

銀行が変わる!

結論から言うと、銀行業界に新しい風が吹いています。三井住友フィナンシャルグループ(FG)が、若者を引き付ける斬新な戦略を展開し、成功を収めているんです。この記事では、その秘訣と他の企業でも活用できるポイントをご紹介します。 新しい銀行像 従来の銀行といえば、堅苦しくて近寄りがたいイメージがありましたよね。でも、三井住友FGが渋谷にオープンした「Olive LOUNGE(オリーブラウンジ)」は、そんな固定観念を覆す斬新な空間です。 ここでは、銀行とカフェが融合した開放的な

    • ノジマのAI活用術

      はじめに ノジマが導入した「社長分身」AIは、社員の悩みや課題に答える画期的なツールです。この試みは、他の企業でも再現可能な成功ポイントを持っています。特に人材育成の面で大きな効果を発揮しています。 ノジマのAIとは ノジマは、野島広司社長の人生哲学や経営思想を学ばせた生成AIを開発しました。このAIは、スマートフォンで利用できる社内アプリに搭載され、社員の悩みに対して社長が答えそうな内容を提示します。特に管理職約2000人が利用できるようになっており、人材育成に活用さ

      • EV通勤の新常識

        EV通勤の魅力 最近、通勤用の電気自動車(EV)を定額で貸し出すサービスが注目を集めています。その利便性と環境への貢献に驚かされています。本記事では、ハコブネという企業が提供するEV通勤サービスの詳細とその成功ポイントを紹介します。 ハコブネのサービス ハコブネは、通勤に使うEVを定額料金で貸し出すサービスを提供しています。利用者は企業から通勤費として一部補助を受けられ、実質的に低コストでEVを使用できます。このサービスは、従業員の福利厚生としても優れており、企業の脱炭

        • オノデラのなだ万買収

          はじめに 今回のオノデラによるなだ万の買収は、和食文化のさらなる発展と海外展開に向けた大きな一歩です。この記事では、この買収の背景、成功ポイント、そして他の企業が再現できる方法について詳しく解説します。 なだ万の歴史と魅力とは なだ万は、日本料理界の老舗として知られる名店です。その長い歴史と独自の魅力について、詳しくお伝えしていきます。 創業から現在まで なだ万の歴史は、1830年(天保元年)にさかのぼります。大阪で初代・灘屋萬助が料理店を創業したのが始まりです。

          ショップチャンネルの成功戦略

          はじめに テレビ通販大手のジュピターショップチャンネルが、2024年3月期に売上高1,584億円を達成し、4期ぶりに増収に転じました。この成功の背景には、24時間生放送の双方向型ライブ放送や、消費者のニーズに応じた商品展開がありました。この記事では、ショップチャンネルの成功ポイントと、他の企業でも再現可能な戦略について詳しく解説します。 ジュピターショップチャンネル株式会社について 設立: 1996年11月22日に設立されました。 本社所在地: 東京都中央区新川1-

          VTuberで稼ぐ方法

          VTuberビジネスは今や800億円規模の巨大市場に成長しました。配信だけでなく、グッズ販売やリアルイベントなど収益源の多角化が成功のカギです。これからVTuberとして活動したい人や、VTuberを活用したマーケティングを検討している企業の方に向けて、VTuberビジネスの成功ポイントをご紹介します。 VTuber業界の二大巨頭VTuber業界で「事務所」として二大巨頭とされるのが、カバー株式会社(以下、カバー)とANYCOLOR株式会社(以下、エニーカラー)です。両社は

          ドレスレンタルの新潮流

          結論 ドレスレンタル業界は、物流ノウハウの活用とRFIDタグの導入により、効率化と顧客満足度の向上を実現しています。特に東京ソワールとエアクローゼットの連携は、他の企業でも再現可能な成功モデルです。 ドレスレンタルの現状 最近、結婚式参列者向けのドレスレンタルサービスが注目を集めています。特に東京ソワールがエアクローゼットに物流ノウハウを委託したことが話題です。この動きは、結婚式の実施率がコロナ禍以前の水準を下回る中で、各社が回転率を上げて収益力を高めるための一環です。

          AIで販促効果アップ

          はじめに AI(人工知能)を活用した販促活動が注目を集めています。特に、西鉄ストアが実施したAI生成POP(Point of Purchase)の実験は、売り上げ増加という成功を収めました。この実験の成功ポイントや他の企業でも再現可能な方法について詳しく解説します。 実験の概要 西鉄ストアは、福岡県内の2店舗でAIを活用したPOPの実験を行いました。実験期間は2024年4月下旬から5月下旬までの約1カ月間です。AIは、店舗の購買データと通販サイトの口コミを解析し、効果的

          Z世代の心を掴む

          はじめに スターツ出版の成功から学ぶ、Z世代向けコンテンツ作りのポイントをご紹介します。若者の心を掴むマーケティング戦略と、読者との密接な関係構築が鍵となっています。これらの方法は、他の企業でも応用可能な貴重なヒントとなるでしょう。 Z世代とは? まず、Z世代について簡単に説明しましょう。Z世代とは、1990年代後半から2010年代前半に生まれた世代を指します。デジタルネイティブとも呼ばれ、生まれた時からインターネットやスマートフォンがある環境で育った世代です。 例え

          地銀の新戦略!

          地方銀行が債権回収事業に参入する動きが広がっています。これは、中小企業の再生支援と銀行自身の収益力強化を同時に狙う、新しい戦略だと言えるでしょう。この動きは、地域経済の活性化にもつながる可能性があり、注目に値します。では、なぜ今、地銀がこの事業に乗り出すのか、そしてどんな効果が期待できるのか、詳しく見ていきましょう。 背景を探る まず、この動きの背景について説明しましょう。新型コロナウイルスの影響で、多くの中小企業が借入金を増やしました。政府の支援策のおかげで一時的には助

          若年富裕層を引き込む外商戦略

          はじめに 結論から言うと、若年富裕層をターゲットにした外商戦略は、百貨店の売上を大きく押し上げる可能性があります。特に、LINEなどのチャットツールを活用した迅速な対応や、オンライン入会の導入が成功の鍵となっています。この記事では、具体的な成功ポイントや他の企業でも再現可能な戦略について詳しく解説します。 百貨店の外商とは 百貨店が提供する特別なサービスで、主に富裕層の顧客を対象としています。以下に外商の主な特徴をまとめます: 定義: 外商とは、百貨店の場以外で顧客に

          料理プロ指導で料理スキル向上!

          はじめに 最近、クックパッドが提供する料理のオンライン指導サービス「moment(モーメント)」が注目を集めています。このサービスでは、自宅でプロの料理人からの指導を受けながら料理スキルを向上させることができるんです。料理が好きな方や料理のスキルを磨きたい方にとって、非常に魅力的なサービスと言えるでしょう。 「moment(モーメント)」とは サービス概要 Momentは、料理のパーソナルコーチングサービスです。ユーザーが料理をする際に、プロのシェフがその様子を分析し

          TKPとノバレーゼの提携

          はじめに こんにちは、皆さん。今日は、貸会議室大手のティーケーピー(TKP)が結婚式場大手のノバレーゼの株式を取得し、筆頭株主となったニュースについてお話しします。この提携は、TKPの事業戦略において非常に重要な一歩であり、他の企業にも参考になる成功ポイントがたくさんあります。 提携の背景 まず、TKPがノバレーゼの株式を取得した背景について説明します。TKPは、貸会議室やレンタルオフィス、ホテル・宿泊研修施設などを運営する企業で、全国に約240施設を展開しています。一

          ホテル暮らしの魅力

          結論 ホテル暮らしは、従来の住まい方にとらわれない新しいライフスタイルとして注目を集めています。サブスクリプションサービスの登場により、以前は富裕層向けだったホテル暮らしが、より手軽に始められるようになりました。光熱費や日用品の価格上昇を背景に、コストパフォーマンスの良さも再評価されています。柔軟な住まい方を求める人々、特に20~30代を中心に支持が広がっており、新しい働き方に合わせた住まい方の選択肢として今後さらに普及する可能性があります。 サブスクで変わる ホテル暮

          農林中金の外債売却とその影響

          農林中金の外債売却とその背景 農林中金は、2024年度中に10兆円以上の外国債券を売却し、損失を確定することで、債券運用のリスクを引き下げる方針を発表しました。この決断は、以下の3つの背景によるものです。 低金利環境: 近年、日本を含む世界の主要国では、金融緩和政策により金利が低下しています。このため、農林中金は、金利の高い外国債券を購入することで、収益を拡大しようとした。 円安・ドル高: 近年、円安・ドル高が進行しています。円安・ドル高になると、外債を円建てで換算した

          日本アイスの海外進出成功の秘訣

          結論と主観 日本のアイスクリーム市場は、国内外で急成長しています。特にアジア市場での成功は、他の企業にも再現可能なモデルとなっています。この記事では、その成功ポイントを詳しく解説します。 国内市場の現状 2023年度の日本のアイスクリーム出荷額は、前年比10%増の6,082億円となり、過去最高を更新しました。この成長は、記録的な暑さと価格改定が影響しています。国内市場では「値上げ疲れ」の声もありますが、需要は依然として高いです。 流通チャネルの多様化 2022年度の