びばぁく

山、本、映画、羊などについて、saki & miwa による交換日記  毎週末更新予定

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最近の記事

タイ旅行記④_s

4日目。深夜便で日本に戻る予定だったので、いったんゲストハウスをチェックアウトしたあと荷物だけ置いておいてもらい出かける。それにしても選んだゲストハウスは大正解だった。またチェンマイに行くとしたらここ一択。名残惜しい。 この日は最近盛り上がりを見せてるチャムチャーマーケットという手作り系のマーケットへ。全体的にちょっと富裕層向けの雰囲気で、オーガニック野菜やベジ料理、有機コーヒーなどが売られていた。やや高め。地元ではチャイナマーケットと呼ばれてるくらい中国系の人が多く、週末

    • タイ旅行記③_s

       3日目。やや二日酔い気味。ゲストハウス近くのセブンイレブン(市内にいくつかある)で甘いアイスコーヒーとドライフルーツを買って、お濠のまわりを散歩。事前に買ってあった巻きタバコを持って喫煙スペースがないかウロウロする。違法なので電子タバコは持参できず、巻きタバコを買ってみたものの匂いが気になって吸わずに来たが目覚めのコーヒーと一服をそろそろしたいところ。しかしコソコソ吸うのも居心地悪く、すぐにやめてしまった。なので旅行中はほとんど吸わずに過ごせた(できるんじゃん)。  最大

      • タイ旅行記②_s

        ✳︎写真が少な過ぎたので再編集しました。  2日目。時差2時間(日本より2時間遅い)はあまり感じないまま普通に寝て起きた。  この日は最大のイベントであるエレファントキャンプとトレッキング。事前に「象に優しいエレファントキャンプ」を調べて申し込んであった。タイでは象が大切にされているいっぽう、あまりに観光化され過ぎて象たちが痛めつけられ怖い思いをしたり、背中に人間が乗るための鞍を乗せるために皮膚が凹んでしまったり、動物虐待の状態にあるところも少なくないらしい。私は動物園

        • タイ旅行記①_s

          ✳︎写真が少ないので再編集しました。 【旅程】 1日目:羽田→大阪 2日目:大阪→チェンマイ 3日目:チェンマイ市内観光、エレファントキャンプ 4日目:お寺、市内散歩 5日目:マーケット巡り 6日目:チェンマイ→大阪→羽田  やっとのことで行けたタイ。10数年越し。あれこれ優先順位をつけているうちに(主に経済的事情)行きたいと思ってから10年も経ってしまった。海外一人旅は初めてで念入りに調べて、あれこれ必要なものも事前に揃えて準備万端で行ったおかげで無事に帰国することが

        タイ旅行記④_s

          7/18-21 出羽三山②

          7/20-21  翌朝は4時半に目覚ましセットするが、ものすごい風が止まず、とても出発できそうになかった。6時くらいも変わらず。mちゃんがなんとか時間かけて山の天気予報を調べてくれるが昼過ぎまで変わらない、むしろ荒れてくという。もう一泊を視野に入れなければならない。うぬぬ。素泊まり一泊7000円+帰りのバスキャンセル料+食料がないので山小屋で頼むとしたら+1万超えか...とちょっと凹む。いつも多すぎるくらい食べ物持ってくるのに、とラーメンひっくり返し事件が尾を引いている。下

          7/18-21 出羽三山②

          7/18-21 出羽三山①

          7/18-19  新宿で仕事を終えたあとダッシュで自宅に帰り、前日にあらかたパッキングしてあった荷物を背負って2回目の新宿へゴー!夜21時なのにバスタ新宿は待合室満席。mちゃんも到着して21:55発の鶴岡行き夜行バスに乗る。3列独立シートトイレ付き。ちょい高めだったけど3列快適!通路側にも前後にも遮光カーテンがついてるからほぼ完全なプライベート空間になる。窓側にもピッタリ貼り付いてるカーテンを無理やり剥がして窓から外眺める。四ツ谷、秋葉原、上野を過ぎたあたりでうつらうつらし

          7/18-21 出羽三山①

          ボーナス、ベランダ栽培、梅_s

           勤務先は夏冬にボーナスが支給される。支給日になると同僚たちのうち何人かはごきげんで、なにか買う?とか、どっか行く?みたいな話になるのが定番である。今日は嬉しい日だね。みんなが嬉しそうはのはいいことだ。ニコニコ、ニコニコ、楽しいんだな、嬉しいんだな、と表情からみて取れる。わたしもつられていい気分になる。いろんなことができる、いろんな場所に行けるみたいだ。欲しかった服を買おう。髪型を思い切ってみようか。マッサージなんか行ったりして。なんにも考えずに力を抜いて、誰かの温かな手に身

          ボーナス、ベランダ栽培、梅_s

          5/7-29 GWアフター、熊笹茶作り_s

           あ!というまに連休は終わり、いつもの憂鬱な平日が始まってしまった。とはいえ5月。通勤途中に見える車窓からの山々は、いまにものっそり動き出しそうなくらい青々してる。職場までの小道の至る所にツバメが巣を作ってる。どうやら私の職場のある街はツバメフレンドリーみたいで、どの家も、商店でさえ、ツバメの巣をそのままにしてあげてる。親ツバメたちも安心して餌やりしてるみたいに見える。よく見るとまだ巣を作り途中の人(鳥)もいるし、子ができたばかりなのか警戒してつがいで順番に番人(番鳥)してた

          5/7-29 GWアフター、熊笹茶作り_s

          3月-5/6 5月、山登り、『C‘mon C’mon』

          間があいてしまった。 5月  5月になるとほとんど毎年、うつについて考える。芽吹きの季節は人を不安にさせてしまうようで、メンタルに関する話題が持ち上がる時期だからか。かといって自分がうつになるわけでは今はなくて、あれはいったい何だったんだろう、と考えるようになっている。そもそも歳を取ると振り返る経験が増える。あの頃は考えが浅はかだったな恥…と思うこともまあるが、一方であの頃の感覚が圧倒的に正しかったなと思うこともよくある。  自分の場合はいわゆるうつ状態になったり回復し

          3月-5/6 5月、山登り、『C‘mon C’mon』

          2/5-18 岡崎に捧ぐ、わるいやつら

           2月はいい。葉の落ちた木の枝のつぼみがちょっとずつ膨らんでいる。ベランダのビオラとストックだけが怖いくらいずっと咲いている。枯れたビオラの花びらを摘みながら、まだいきいき咲いてる青とも紫とも言えない鮮やかな色を眺めていたら、子供のころいろんな色の花びら集めて「色水」作ってたのを思い出した。きれいだなあって、ただそれだけなんだけど、子供の遊びって豊かだな。 『岡崎に捧ぐ』  この漫画を読んだから「色水」のことを思い出したのは間違いない。世代としては何歳か年下らしい作者の、

          2/5-18 岡崎に捧ぐ、わるいやつら

          2/4 『結婚の奴』、『女王陛下のお気に入り』_s

            休日に自宅での楽しい鍋会?のあと、毎日PCのキーがまともに打てなくなるまで働いた1週間だった。トイレに立つ間もなく入ってくる相談につぐ相談のなか、同僚からの無関係な質問に耐えられなくなりついにキレてしまった。しかしまともにフォローする時間もなく、次々寄せられる深刻な家庭事情の相談の合間に、なぜ同僚に怒ってしまったかを謝罪・説明する内容を頭の中で予行練習するが、思い出しているうちになんだかまた腹が立ってきてしまうなど不毛なループを繰り返していた。つらい。でもやるんだよ。なの

          2/4 『結婚の奴』、『女王陛下のお気に入り』_s

          新年、結婚の奴、猫おばさん_m

          書いておかないとすべてのことを忘れてしまうため今年はちょこちょこ日記を更新していきたい、と思いつつ、今年ももう10日も経ってしまった。元日から能登で大きな地震があり、飛行機が炎上して、旧・田中角栄邸が燃え、篠山紀信が亡くなり八代亜紀が亡くなった。今年いろいろありすぎでは…。 正月は母・弟と温泉に行った。なんとなく家ががらんとしており、「いつものお正月」との対比が明らかになってしまうことを避けるような感じで母が連泊を提案したのだった。「ひなびた」というほどの味もない、老朽化し

          新年、結婚の奴、猫おばさん_m

          12/25-1/3 『Saltburn』、年末年始_s

          『Saltburn』  『プロミシング・ヤング・ウーマン』のエメラルド・フェネル監督の作品。前作は話題になっていたようだったけど、今回はあまり注目されていない。アマプラで検索をかけるとなぜかタイトルでは出てこず、監督名で検索したら出てきた。これも要因のひとつではないかと思われる。エリート名門大学に進学したイケてない若者が、自らを不幸な生い立ちと設定して関心を引きながら貴族出身の人気者である同級生にすり寄って次第に打ち解けて家(豪邸というか城)に住ませてもらうほど親しくなるが

          12/25-1/3 『Saltburn』、年末年始_s

          12/19-24 往復書簡を読んで、山納め_s

          松本俊彦さんと横道誠さんの往復書簡 大変読み応えあり、カンゲキしてしまった。お二人とも、畏れ多くも、現場の片端の方にいる私なんかが感じるあらゆる違和感を、言語化してくれている。 私は前々からアルコール依存症治療について「少しでも飲んだらアウト」というプレッシャーが、かえってアルコール依存症者にもの凄い重圧を与えてしまっており、多くの人を治療から遠ざけてるのでは、と思っていた。やり方がマッチョすぎるというか、なんかへんだなぁと思ってた。文章の中ではイギリスのホームレスの炊き

          12/19-24 往復書簡を読んで、山納め_s

          12/4-18 ストーカーとの700日戦争、再会_s

          『ストーカーとの700日戦争』 以前から気になっていた、内澤旬子さんの実録ドキュメント。一気読み。内澤さん、世間一般からみたらかなりの変わり者だと思うが、なんというかへんにひねくれてなくて、いい。 それに独身中年女性としては共感するポイントが多い。件のストーカーとはマッチングサイトで知り合ったようだけど、マッチングサイトと聞いてすぐさま返ってくる人々の微妙な反応については「なぜ人々は『出会い系』つまりセックスだけが目的の交際と、結婚目的の交際の二択しかこの世にないかのよう

          12/4-18 ストーカーとの700日戦争、再会_s

          11/6-12/3 ノマドランド、自分の中に入る_s

          公開時に観ようと思って機会を逃した(そんなんばっかりだけど)『ノマドランド』をアマプラで視聴。ノマド=放浪者として、季節労働に従事しながら車中泊生活を送る、5、60代の女性とノマドとして生きる人々を描いた作品。アメリカの最貧困層とおぼしき人たちの暮らしぶりは、気ままであるようでやっぱり厳しくはあるんだけど、そこには人と人との人間的な交流があり、果たして仕事って?人生で大事なことってほんとのところなんなんだろう?って問いかけてくる。みんなそれぞれ喪失感を抱えているようで、ちょっ

          11/6-12/3 ノマドランド、自分の中に入る_s