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至るところのあらゆる子を思い、短歌。

虐待被害児が殺されると「お疲れ、やっと楽になれたね」などと思ってしまうが、愛され育まれていた子供が殺されるのはすごく悲しい。
犯人は憎らしいし、親御さんは気の毒でならない。

我が子の周りにもさまざまなバックグラウンドを持つ子がいる。
子には、「もし周りでヘイトが起きたらすぐ止めるんだよ」と教えた。
「どっちの味方なんだよって言われたら、どうすればいいの」と子に聞かれたので、「人間の味方なんだよ、と答えな。ヘイトは人間がしてはいけないことだ」と話した。
歴史から学び事件から学び、犠牲者を悼んで向かう明日、気が重くてならない。

君は育ち私は老いるおそろいのコーデは徐々に散逸していく


育むのは喜び離れるのは悲しみその一方で穏やかな海


誰が子の苦しむところを見たいだろう察するに余りある理不尽よ


琉璃厰の傘立てほどの兵士俑 作り手の童心を羨む


一晩中走ってやっと着く距離を近いと言う君は"大丈夫"


ヘイトやら差別にまみれてる荒地で君と目指そう安息の地を


子らの理不尽な死に、祈りを。

事実、雑感、生きた証をこれからも書いて参ります。 応援いただけるととても喜びます。