“日本映画最高傑作のひとつ(NY Times)” 北米で好スタート上映中!口コミから公開拡大!!相米慎二監督作品『お引越し』『夏の庭 The Friends』4Kリマスター版《凱旋公開記念 特別ビジュアル✨》
数々の青春映画の傑作を生みだしてきた
鬼才・相米慎二監督が描く、
2つの別れと出会い――
凱旋公開記念
特別ポスタービジュアルが解禁!
今回解禁となった『お引越し』ビジュアルには、不安定な関係を表すかのような三角形の食卓を囲む家族三人。目も合わさずに黙々と食事をする父・ケンイチ(中井貴一)と母・ナズナ(桜田淳子)。
その間にはさまれたレンコ(田畑智子)は「大人は、勝手」とでもいうような表情で立ち上がり、必死になにかを訴えているようだ。
自宅にいながら、どこか異世界にいるかのように広がる背景も彼らの心境のちぐはぐさを思わせる。
『夏の庭 The Friends』のビジュアルは、3人の少年が夏の間通い続けるおじいさん(三國連太郎)の家とその庭が舞台に。
少年たちとおじいさん、そして少年たちの担任の先生(戸田菜穂)が集い、ほのぼのとした雰囲気を感じさせるが、「この夏が、ずっと続くと思ってた。」というコピーからこの穏やかなひとときが、彼らにとってかけがえのないものになることがうかがえる。
”観客のだれしもを惹きつける”相米慎二作品の魅力――
北米配給Cinema Guildからもコメントが到着!
欧米からも熱い視線を注がれる『お引越し』
米ニューヨークタイムズにて「日本映画最高傑作のひとつ」と評された『お引越し』は既出のとおり、昨年、第80回ヴェネチア国際映
画祭クラシック部門(Venice Classics)で最優秀復元映画賞を受賞。
その後フランスで劇場公開されるや、当初の数館から50館以上に公開拡大の快挙を成し遂げた。
さらに今年8月に劇場公開された北米でも好スタートを切ると、各地から声がかかり30以上の劇場や施設へ公開を拡大。
配給会社Cinema Guild から「北米での公開は大成功しています。彼の映画をより多くの人々に届けるお手伝いができたことを、これ以上ない誇りに思う。」と喜びの声があがり、「田畑智子の圧倒的な存在感(Metrograph)」「相米監督は青春映画において、ほかに類をみないほど、痛々しくも感動的な瞬間をつくりだす(ScreenSlate)」と絶賛するレビューが続々と届いている。
【配給会社CinemaGuild コメント】
※Cinema Guild…50 年以上の歴史を持ち、ニューヨークを拠点とするインディペンデント映画、ドキュメンタリー映画の配給会社。これまでにアッバス・キアロスタミ、アニエス・ヴァルダ、ホン・サンスなど著名な作家たちの作品を配給。
【STORY】
『お引越し』
両親が別居。 はじめは家が2つできたと喜んだレンコも、次第に自身を取り巻く変化の大きさに気づかされていく――
京都に住む、明るく元気な小学6年生、レンコ。
父ケンイチが家を出て、母ナズナとの二人暮らしが始まった。
ナズナは新生活のための規則を作るが、変わっていこうとするナズナの気持ちがわからない。
レンコは、離婚届を隠したり、自宅で籠城作戦を決行したり、果てにはかつて家族で訪れた琵琶湖への小旅行を勝手に手配する…。
1993年/124分/日本
監督:相米慎二
脚本:奥寺佐渡子、小此木聡
原作:ひこ・田中
製作:伊地智啓、安田匡裕
撮影:栗田豊通
出演:中井貴一、桜田淳子、田畑智子、笑福亭鶴瓶
『夏の庭 The Friends』
「死」への興味から、奇妙な老人と関わりを持った小6トリオのひと夏の成長記。
木山、河辺、山下の小6トリオは、祖母の葬式に出席した山下の話を聞き、「死」に興味を持ちはじめる。
近所に住む一人暮らしのおじいさんがもうすぐ死にそうだ、と聞きつけた3人は、家を張り込むことに。
はじめは少年たちを追い返そうとしたおじいさんも、次第に彼らを受け入れ始める。
そんなとき、ひとりぼっちのおじいさんのために、3人はある計画を思いつく…。
1994年/113分/日本
監督:相米慎二 脚本:田中陽造 原作:湯本香樹実 撮影:篠田昇
出演:三國連太郎、坂田直樹、王泰貴、牧野憲一、戸田菜穂、笑福亭鶴瓶