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愛する人のために手料理を振る舞うが如く(芝生に肥料を撒く)

 芝生は「見てくれ」の植物だと思います。ちょっと言い方が乱暴ですが。

 ひと目見た時に「わあ、綺麗だなあ」と思わせてナンボと言いましょうか。眺めていて飽きないということはあっても、手に取ってじっくり眺めたり、香りを楽しんだり、部屋に飾ったりということはない草木です。ただひたすら一面に芝の葉だけが生え揃っているのを見て楽しむものです。

 となると、目指すことはとてもシンプルです。

1)きれいに刈り揃える(芝刈り)
2)ほかの草木を取り除く(除草)
3)葉の色をきれいにする(施肥)

 今日は3つ目の施肥(せひ)について書いてみようと思います。

 畑などに肥料を撒くことを「施肥」と言います。野菜作りやバラを育てるには肥料のやり方にも色々とあって、虫除けとともにとても苦労する作業だと聞いているのですが、芝生の場合はさほどテクニックを必要としません。

・どこの園芸店にも売っている「芝生の肥料」を使う
・ムラにならないように撒く
・月に一度でいい。撒きすぎ(与え過ぎ)に注意

 気をつけると言ってもこの3つぐらいで、それぞれ多少失敗したところで芝生が枯れてしまうようなことはありません。お店で肥料を買うと1平米あたりどれぐらいの分量(重さ)の肥料を撒けばよいか書いてあります。それさえ守れば、あまり失敗することはありません。

▼朝日工業 芝生の肥料 2kg(Amazon)
https://www.amazon.co.jp/dp/B003HOUNBW/ref=cm_sw_r_cp_tai_sDm5EbZANJXJW
どこの園芸店にもチッソ、リン酸、カリが同じ割合で入っているこんな化成肥料が売っています。あまりキツすぎない方がいいと思って「8−8−8」と書かれたものを普段は使っています。

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※雑草抜きから施肥、芝刈りまで、手を汚さずにケガも防ぐために園芸用手袋はマストアイテム。百均で売ってるので十分です。

 ただ、先に書いたように芝生の場合は「見てくれ」がとても大切なので、肥料の撒き方にムラがあると緑に濃淡のムラができますし、撒きすぎると元気を通り越して一部分だけが生え茂り、根の部分まで持ち上がることもあるらしいです(我が家ではそんな経験がないので「らしい」としか書けません)。私は必要量をボウルに取り分けて手袋で掴んで丁寧に手で撒くようにしています。

 「女性が独身男性を手懐けるのには手料理を振る舞うのが一番だ」なんてことを昔はよく言いましたが、それも毎日与えては逆効果。お腹を空かせて、栄養のありがたみが感じられる頃に、バランスの取れた食事を腹八分目で与えてあげるのがベストなんじゃないでしょうか。愛とは飢えと渇きがあってこそ感じられるものだと思います(何の話やねん)。

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 梅雨の季節には水分補給は心配いりません。芝刈りはタイミングが難しいですが(今日はご覧の通り途中で雨が降ってきました)、十分な水分を得てどんどん伸びる季節なので、少しの晴れ間に乗じて月に一度は刈り込みましょう。刈り込み直後に施肥をすれば作業日は1日で済みます。こまめな雑草取りもお忘れなく。

【余談:芝刈りの記録】
施肥は月に一度。芝刈りは月に一回以上(毎週でも可。基本的に高さはいつも同じ)。いずれも雨の降る前が良い。雨の少ない時は直後に散水を。
我が家の芝刈り記録
4/11 5cm 4/16 3cm(+施肥) 5/17 4cm(+施肥) 6/14 4cm(雨天順延)
以後7月は毎週末に4cmの高さで芝刈り


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