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将来は小さい家に暮らしたい、という憧れ①

こんにちは。
適応障害の疑いで休職し、転職活動をした結果無事再就職することができた40代のお話です。

今日は家のことについての、私の考えを記します。


持ち家か、賃貸か…永遠の問い。

40代ともなれば周囲の多くは持ち家に住んでいる人が多くなってくる気がします。都内に住む友人であれば賃貸もいるが、地方に住んでいる友人は早いうちに持ち家を購入し、家族で暮らしている。

少しデータは古いですが、数字としても40代からは半数以上が持ち家に住む人の方が多くなってくるようですね。(親が他界して世帯主になるパターンもあるとは思いますが。)

先日マイナス金利政策をやめていく方向性を日銀が示し、今後住宅金利も上がってくるそうだが、低金利のうちに、そして若いうちに家を建てた友人たちは立派だと思います。都内でマンションを購入した友人も今売ればそこそこ利益が出るんじゃないかと思う。なんともうらやましい限り。

一方賃貸に住んでいる友人はまだ独り身だったり、子どもがいなかったりするパターンが多いかな。

持ち家か賃貸か、というのは個々人の価値観によるものが大きいと思うので持ち家だから偉い!というものでもなくなってきていますよね。自分の暮らし方、価値観にそれが見合っているかが大事だと思います。

おサイフ事情

私は20代の頃は旅をしたり実家でニート(?)のような暮らしをし、20代後半〜30代前半は旅のご縁で今住んでいる土地に来てアルバイトをして食い繋ぎ、30代後半になってようやく厚生年金を払えるようになりました。
なのでがんばって貯蓄はしていますが、持ち家を建てたりするほどお金に余裕があるわけではないです。
2月から就職した会社は安定事業なので潰れる、ってことはないと思いますが、大企業でも倒産したりする昨今ですし、転職を繰り返してきた私の性格上、今後も安定的に収入が得られる自信がありません。

周囲の同世代と比較すると出遅れている感じを自分自身で持っているのは拭いきれません。ただ、ある種そこは割り切っていて、得難い経験を持てたことは私にとって大きな財産ですし、後述する価値観をつくるベースになっていると思っています。

なので私は基本的には賃貸をベースにライフプランを組んでいます。

家による環境負荷

私が賃貸を選択している理由の一つは環境負荷です。
新築を建てるために世界中から材料を輸入し、分類廃棄しにくい素晴らしい断熱構造をつくり、数十年でまた建て替える、(場所によっては古い家を壊して。)というサイクルを続けていくのは、いくら高効率の断熱構造を持つ家でも環境に良いと言えるのかどうか…?
私はそうは思えないんですよね。
全ての新築が悪いとは言いませんが、多くの、特に近年の安すぎる家は、果たして何年持つのでしょうか。40年がいいとこでしょうか?

「リノベーションは建替え・新築に比べてCO2排出量を最大76%、廃棄物の発生を最大96%削減することを確認しました。」

私が住む地方都市でも空き家問題は深刻です。この町と出会って良かったことのひとつは、リノベーションという考え方に出会えたことです。
今でこそ全国で盛んですが、この町では古い家をリノベーションして新たに自分のお店を持つ方が10年以上前から多くいらっしゃいます。

この町に引っ越してきてから、古いものに新たな価値を掛け合わせ、使い続ける姿に共感するようになっていきました。

実際、以前私が住んでいた家も、現在築100年前後と推測される(近所のご高齢の方が物心ついた頃には既にあったと聞いています。)家に住んでいました。中心市街地にも関わらず家賃がべらぼうに安かったのも決め手ではあるのですが、木造の古い家はDIY好きな私にとっても格好の遊び場になりました。友人と壁を塗ったり、張り替えたり。近所の方も優しく、思い出もたくさん作ることができました。
(私が出てからはさすがにそろそろ壊すか、という話も出ていますが。)

持ち家を持つメリットの中には、
・思い出がつくれる
・自分の好きなように手を加えることができる
というのもあると思いますが、家だけに思い出を作ろうとするのではなく、住んでいる町全体に思い出を持てるような暮らしをすれば持ち家である必要は無いのかな、と思っています。
先の家も今の家も賃貸ではありますがDIY可能なので、探せば自分の好きなようにできる賃貸もあります。今後はそういった賃貸も少しづつ増えていくんじゃ無いかな。

②へつづく

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