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W&E Product Official Guidebook ~Connect Control Panel Team~

W&E Product Official Guidebookは、各チームにまつわる情報をまるごとご紹介するコンテンツです。

今回は「Connect Control Panel Team」を取り上げます。”コネクトコントロールパネル”という言葉を初めて目にした方がほとんどかと思いますが、一体どのようなチームなのでしょうか?早速見てみましょう!

チーム概要

Connect Control Panel Teamは、ビルのアクセスコントロールなどを担う制御盤とworkhubをつなぐことで新しい体験を生み出していくチームです。制御盤とは、建物内の機械や設備を動かすための装置のことで、ビル内の電気、空調、扉の解施錠など様々な部分を司っています。Control Panel(制御盤)をworkhubとConnectするチームであることから、このチーム名が付けられました。

業務内容

連携する制御盤の仕様の把握・調整

  • 連携方式の把握と、workhubとの連携が可能かの確認

  • 制御盤側に対応が必要であれば、その依頼のための情報整理  

ビル内に配置するオンプレサーバー上で動作するプログラムの開発

  • 事前に検討した連携方式を実現するプログラムの開発(例:csvファイルによる連携) 

  • オンプレサーバーと制御盤を繋ぐためのネットワーク環境などの構築 

  • 運用中のサーバーの生存監視、エラー時のリカバリ

直近では、ビル1棟をworkhubでDXするという取り組みがなされ、古川さんはエレベーターの着床制御を担当しました。この機能があると、認証された人のみが入り口ドアを通過し、エレベーターで特定のフロアのボタンが押せるようになります。セキュリティ面から人の少ない夜や朝の時間帯はエレベーターの利用に制限がかかるため、その不便を安全に解消するために導入された機能です。着床制御には、「BACnet」というビル用ネットワークのための通信プロトコルが使われました。

Connect Control Panel Team古川のインタビュー

これまでの成果

  • 既存のオフィスやビルにある複数の制御盤との連携 

  • 東京スクエアガーデンにおいて、エレベータホールでの顔認証に応じてエレベータの着床制限を解除する機能を実装 

  • 東京スクエアガーデンにおいて、ビル内における従業員所有のFeliCa等をworkhub上で設定し、制御盤に連携する機能を実装 

ビル共用部のエントランスドアから、各テナントフロアにつながるエレベーターの着床制限、テナント専有部への入り口にある電気錠、会議室やテレキューブに設置されたスマートロックまで、workhubを介して一連のセキュリティを顔認証やモバイルFelicaで通過できます。

プレスリリース
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チーム構成

1名。マネージャー兼プレイヤーとして、全て1人で担っています。

このチームで働く理由

  • 世の中のあらゆるサービスがシームレスに繋がった世界にワクワクし、それを実現したいと思えるから

  • 開発もそれ以外の部門も含めて一緒に働きたいと思える人ばかりだから


開発環境

環境:Mac, Windows
インフラ:GCP
言語:Typescript, nodejs, Golang
フレームワーク:React
プロトコル:BACnet

このチームが大切にしていること

汎用化を意識した開発  
連携先の制御盤は多岐に渡りますが、それぞれ専用のプログラムを作らずに済むように、できるだけ汎用的に作れる方式を検討して開発しています。

顧客に提供する価値を基準とした開発  
顧客にどんな価値を与えられるか、求められることに対してどう応えていけるのかを追求しています。


このチームにフィットする方

ハードウェアを触るのが好きな方  
開発する対象はソフトウェアではありますが、連携する各種制御盤やその周辺機器を触りながら開発するため。

新しい言語やプロトコルについて学ぶ意欲がある方  
制御盤との連携を実現するにあたって、新しい通信プロトコルの理解が必要になることがあるため。過去にはBACnetというビルコントロール用のプロトコルを0からキャッチアップしました。

<古川のQiita記事>BACnetなる技術についての概要まとめ

技術と共に、顧客に提供する体験を大事にしたい方  
顧客に提供する価値を基準として、連携方式などを検討していくため。


経験できること・得られるもの

  • 外部の制御盤のメーカーまで巻き込みながら開発を推進し、顧客に届ける価値を作り上げる経験  

  • 様々なハード製品を自分の手で触りながら開発する経験  

  • ビルをコントロールするという、SaaSの開発などでは味わえない経験 

正確にエレベーターが動いていることを確認したその瞬間、「本当に実現できたんだ、エレベーターを動かせたんだ」と喜びが湧き上がってきたそうです。
「ソフトウェアとハードウェアの掛け合わせで新たな体験を作る、ビットキーのものづくりの醍醐味を味わった瞬間でしたね」

Connect Control Panel Team古川のインタビュー

現在の課題

  • 開発工程や開発体験はまだ整っているとは言えないので、もっと気持ちよく開発ができるように改善していきたい

  • 知識が属人化しているため、平準化してだれでも開発ができる状態にしていきたい

最後に

自分たちが作っているものが、世の中の当たり前を変えられるサービスだと信じて開発できる環境はなかなかないと思います。そういった環境を求めている方はぜひ一緒に働きましょう!(古川)


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