『美と殺戮のすべて』真実を残すために撮る
人生とはおかしなもので、無益な目的、無慈悲な必然性に基づいている。自分のことを深く知り得たとしても大抵は手遅れで、悔やみきれない後悔が残るだけだ ジョセフ・コンラッド
映画『美と殺戮のすべて』を鑑賞しました。
本作は、世界的に有名な写真家、ナン・ゴールディンの活動に密着したドキュメンタリー作品。
流石は金獅子賞。素晴らしい映画です。
ちなみにドキュメンタリーが最高賞である金獅子賞を受賞するのは、2013年のジャンフランコ・ロージ「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」以来、9年ぶりとなるので、大変な快挙といえます。
ナン・ゴールディンという人物や、オピオイド危機、サックラー家について知らない事ばかりだったので、調べてわかった事を解説していきます。