トイストーリー3は最高のエンタメ
「トイ・ストーリー3」をご覧になったことはありますか?
シリーズの中で、この作品が最も好きだという方も多い事かと存じます。
シリーズ屈指の名作と言われることもしばしば。
今回は、なぜ「トイ・ストーリー3」の人気が高いか、「トイ・ストーリー4」との違いはどういったところかを解説します。
STORY
20~30代の心に刺さりすぎる
「トイ・ストーリーシリーズ」は
「トイ・ストーリー」が1995年
「トイ・ストーリー2」が1999年
「トイ・ストーリー3」が2010年に公開されています。
そう、3の公開には、11年もの月日が経過しています。
主人公アンディが、3で大学生になっていたのと同じく、我々鑑賞者も大人になっていたのです。
かくいう私も、「トイ・ストーリー1」公開時は、小学生でした。
映画館やテレビ放映、DVDで「トイ・ストーリー」を観て、
「おもちゃが動いていたらいいな」
「おもちゃは友だち」
だと思っていた私たちが、すっかり大人になってしまった。
今はすっかり使わなくなったけど、押し入れにはまだあの頃の懐かしいおもちゃが眠っている。
あるいは、一人暮らしのタイミングで、ほとんど捨ててしまった…。
おもちゃからの解放
アンディは「トイ・ストーリー3」で最終的におもちゃを他の子どもに譲ります。
これを観て、トイ・ストーリーと共に育った20~30代の世代は、
「おもちゃと決別してもいいんだ」
「おもちゃを手放すのって難しいよね」
とかなり共感するはずです。
この圧倒的なシンパシーこそが、シリーズを名作と位置付ける人が多い最大の理由ではないでしょうか。
心の底で、「おもちゃとの別れ」「子どもから大人へ」というメッセージが強烈にフックしているわけです。
こちらの説は、岡田斗司夫さんも動画で解説しています。
最高の落としどころ
そんな誰しもが複雑な思いで通過してきた、
「おもちゃとの決別」「おもちゃからの卒業」
というテーマとして、最高の落としどころで決着させています。
「自分もこうしたかったし、これならおもちゃも幸せだろう」
という鑑賞者がみな納得できるエンディングです。
だからこそ、「3」で終わってほしかったという意見が多発しているのでしょうね。(私は4大好きですが)
みんなの心がひとつになる悪役の存在
こちらはネタバレを含みますので、お読みになりたい方はブログにてご覧ください。
起承転結も完璧
「トイ・ストーリー3」は脚本も完璧です。
起「僕たち捨てられちゃうの」
承「保育園は最高」
転「脱出しなきゃ!」
結「新たな持ち主のもとへ」
と、起承転結が見事にはっきりしているので、物語を思い出しやすいし、心にも残りやすい。
これもまた名作たる所以です。
持ち主目線の終着が3
上記のことを踏まえまして、「トイ・ストーリー3」は持ち主「アンディ」目線での終着的な映画といえます。
映画を「アンディ」目線で観ている人にとって、「トイ・ストーリー3」は超名作として心に残ったのではないでしょうか。
また、起承転結がはっきりしているので、納得しやすく、
強烈な悪役も登場するという点から、
エンターテイメントとしてのクオリティが非常に高いと言えます。
おもちゃ目線の終着が4
「トイ・ストーリー3」に比べ不人気な「トイ・ストーリー4」ですが、
こちらは「おもちゃ目線」でシリーズに決着をつけた名作です。
私はこちらの終わり方も大好きです。
詳しくはこちらで解説していますので、ぜひお読みください↓↓↓
https://www.three-minutes-philosophy.com/toystory4/
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「トイ・ストーリー3」が名作と呼ばれる理由を解説しました。20~30代の心に刺さりやすく、エンタメ作品としてのクオリティも超一級の傑作です。
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