【ウツ】を手放したくない理由がありました
こんにちは✨
若返らせ師・西口貴子です。
先々月から、叔母(73)からの依頼を受け施術をしています。
その内容が『もう、いい加減ウツから脱却したいから、施術を10週連続でお願い』というもの。
10週連続はかなり効きます。
たぶん本人が思う以上の結果になるはずなので、きっとビックリすることかと思います♪
ふふふ( *´艸`)
叔母は、10年前に旦那さんが亡くなり、しばらくしてウツという診断がでました。
だけど、自分の身の回りの事はきちんとやれています。
美味しいご飯を作って食べることも、珍しいおやつも、幸せとともに味わっています。
ただ、外に出かけるのがイヤ。
行きたくない。
めまいが起きるかもしれないから、外に出るのがこわいと思っています。
身体のトラブルといえば、眠れないという訴えと、五十肩になっていたくらいでしょうか。
五十肩は施術しているうちに、気にならないくらいになりました。
すでに7週連続で施術しているので、身体は絶好調になってきました。
病院から出された薬は、もう今は飲んでいません。薬がなくても眠れるようになりましたから。
めまいは、施術を始めてから今のところ起きていません。元々、ひんぱんに起こっていたのではなく、数年に1度のもの。その時の経験が、本人には恐怖体験
だったのだと思います。
叔母は言います。
「外でめまいで動けなくなったら、どうしたらええん!?」
誰かに迷惑をかけるとか、人の世話になるのはダメな事で、自分一人で何とかしなければならない・・・と思いこんでいました。
家から出なければ、めまいが起きても、家で寝ていればやり過ごせる。だから家から出ない、と決めていたのです。
その結果
「ウツだから外には出たくない」
につながっていました。
迷惑なんてものは、生きている限りは、誰かに知らず知らず掛けているんだから、誰にも迷惑を掛けずに、生きるなんて不可能じゃなくて?
ちょっと考え方を変えて『迷惑をかけている』を『誰かから助けてもらえる人生ってありがたいなぁ』に変換できると、どれだけ人生が豊かになるか!
と思うのです。
そう考える方が幸せじゃないですか?
ウツを語る叔母の心を支配しているのが
【不安】という感情。
「一人で外に出て何かあったらどうするの!?」(そんなん、何かあった時に考えたらええねん。スマホは何のために持ってるんや~)
だから【ウツ】という鎧で自分を守ろうとします。
「ウツだから外に出れないのは仕方ない」
しかし、私は見破りますよ。
なんたって、依頼はウツからの脱却ですからね。
上向きの施術が終わって、うつ伏せになってくださいと声をかけたら、いかにも大儀そうに、イタタタという心の声が聞こえるかのように、ゆっくりと動いて向きを変えています。
しかし、わたしは見逃しません。
実はもうシャッと動けるのに、わざとゆっくり動いてるやろ~
か弱い自分を演出していないと、甘えてないで外に行けって言われるから、動けるところを見せないようにしてるやん。
身体は『すでに動けるようになってる』って言ってるから、バレバレやでー(笑)
と指摘すると「何で動けるんがバレたん?」って(笑)
毎週身体を触っているんだからわかります。そりゃ、身体のプロですからね。
調子の悪さを装う、その心の奥にあるのは
『ウツっていう理由を手放したら、
怠けものって責められるのがイヤだ』
思考では叔母の姉(←容赦なく手厳しい)に責められないために、ウツって便利な言い訳♪と思っています。
(明確に言語化されていませんが)
しかし真の理由は、自分の奥深くで
「動けない怠け者!」
と責めている自分自身をごまかすため。
まさかの自分責め!!!
潜在意識と顕在意識がばらばらです。
本人は自分を責めていることに、まったく気付いていませんでした。わからないから自分では解決しにくいのです。
叔母の心の中にはこんな思いもありました。
【怠け者は人としてダメな事】
だから、自分責めをしなくて済むように
ウツという鎧をまとっていたのです。
ダメだダメだと自分攻めてるのを、ウツという言い訳で平常を保っているけれど
そもそも、怠けものってどういう状態?
という確認作業からスタートです。
バリバリ働いて周りの人や社会のお役に
立っていないのは怠け者、というなんとなくの曖昧なイメージだけで、ダメダメな自分像を作ってない?
今の状態は、
怠けているから外に出ないのか
それとも
家にいるのが好きで外に出たくないから
なのか、どっち?
好きだから家にいるのを選んでるんでしょ?ウツだから出たくない、ってのは建前では?
散歩をする以外、外に出ずに家にいて、
自分の好きな事だけやって生きていけるって、実はそれこそが自分の望む状況なんじゃないの?
今、すでに幸せっていう状態じゃないの?と伝えたところ
「ホンマやな、望み通りやわ」
「ウツじゃないの、うっすらわかってたわ」
「怠けてるって言われるのイヤやってん」
とあっさり白状しました。
ウツじゃない自分を知っちゃってから、以前は、車で行きたいところがあれば連れて行くよ、と声をかけても外に行くのは断固拒否!なくらい嫌がってましたが
最近では、車で連れて行くよ、というと「楽して望みが叶う!ラッキ~」に変化しています。
「死ぬまでにもう一度富士山を見たい。だけど、車とか新幹線とか絶対イヤ!!」と言っていましたが、それも近いうちに変化しているんじゃないかな、と思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?