【病院ビルメンが説明】空気清浄機の効果的な使い方
空気清浄機を持っている方や、購入を考えている方へ、こんな疑問ありませんか?
•空気清浄機買おうか悩んでるけど、本当に効果があるか分からない
•子どものハウスダスト・アレルギーが心配
•換気していればいいから必要性が見えない
•コロナ対策にも効くの?
空気清浄機に対して本当に効果があるか疑問を持っている人は多いと思います。
換気と上手く組み合わせて使えば感染対策にも有効ですので、ご紹介します。
●記事投稿者:ビルコソ
2児の父。
病院ビルメンもしています。
ビルメン最上級資格のビル管理士所持。
まずは少し、日常の浮遊物質についてのお勉強です。
豆知識というか、普通に覚えていたほうがいい知識です。
浮遊物質のサイズ比較
小さい順に並べていきます。
ウイルス 0.003~0.05μm
たばこ煙 0.01~1μm
バクテリア(細菌) 0.3~20μm
真菌 1~10μm
ダニアレルゲン 1~20μm
胞子 10~50μm
セメントダスト 3~100μm
花粉 10~100μm
雨滴(霧滴) 2~70μm
厄介なことにウイルスが1番小さいです。
普通のフィルターだと、ウイルスは綺麗に通り抜けて再び排出されます。
なんなら、マスクをしていてもタバコの副流煙の臭いは感じるので、それ以上に小さいウイルスは体内に入ってきます。(マイクロ飛沫の場合)
空気清浄機の料金の違い
①除去できるものの差
②容量(何畳まで対応できるか)
③付属機能
主にこの3つで金額の差が発生します。
①除去できるものの差
価格が高いほどウイルス除去の効果を謳っていることが多いです。
②容量(何畳まで対応できるか)
価格が高いほど広い部屋まで空気清浄できます。
③付属機能
加湿・除湿・タイマー・Wi-Fi遠隔操作などです。
有効な使い方への道筋
ここからが本題です。
室内におけるコロナ対策として、1番は換気がいいと言われています。
私も同意です。
よって、超高額な空気清浄機でウイルスを倒す・除去するよりも、ウイルスを換気で外に出した方が手っ取り早く、有効だと思っています。
そのため、最良のコロナ対策は
「窓を開けるor換気扇を使って、換気する」
だと思います。
しかし、この対策には弊害も生まれます。
空気が循環するときは、空気中の埃や塵など、浮遊物質も一緒に循環しています。
浮遊物質であるハウスダストが舞い上がることによって、小さいこども・赤ちゃんがいればハウスシック症候群やアレルギー・ぜんそく発症の原因となり得ます。
私が思う空気清浄機の最善の使い方
①窓を開けるor換気扇を使って、室内の空気を外に出し、反対側の窓から空気を引っ張る
②換気後、室内に舞い上がったハウスダストを空気清浄機で回収する
です!
どうでしょうか。
これなら性能を気にせず比較的安価な空気清浄機で対応できます。
注意点
正直、最新の空気清浄機がどこまで進化しているか分かりません。
超高額な空気清浄機が1台あれば済む可能性もあります。
しかしウイルスや菌を除菌・無効化するよりは、換気で屋外に出したほうが確実という私の考えです。
まとめ
正直、空気清浄機の実力はピンキリで、わかりません。
しかし、ハウスダストなら確実にキャッチできて、効果もあります。
効果があるかわからないウイルスは換気で外に出しましょう。
窓を開けて換気中は空気清浄機はオフでいいと思います。
換気中の浮遊物質を捕まえてもきりがない上に、フィルターの消耗が早くなります。
時間を決めて換気を行い、終了後に空気清浄機でハウスダストをキャッチしましょう。
ぜひお試しあれ。
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