ガリシアは子供の頃に絵本で見た魔女の森、のような雰囲気だった。7月12日
気候の変化
ガリシア州に入ってから、景色も気候も大きく変化し、樹が生い茂り、幹には苔が蒸し、蔦が絡んでいる。上枝ぶりがくねくねしていて、まるで子供の頃絵本で見た魔女の森だ。
突き刺さるような日射を受けないのは助かる。
12日の昼間に通過したサリアは、徒歩で100キロ歩けば巡礼者証明書がもらえるというルールに合わせて歩き出す人たちの基点の町。アルベルゲの数も多いし、スポーツ用品店がたくさんある。「あと100キロ」の標識は隙間が無いぐらいに落書きされていた。
ポルトマリンのアルベルゲに着いたら、日焼けをしていない、装備品の綺麗な人たちがたくさんいた。
動物との距離が近くなったのもガリシアに入ってから。馬、牛、ロバ、アヒル、鶏、犬。紐につながれていない動物も多い。シェパードが吠えながら向かってきて、飛び掛かられる直前に飼い主が制止してくれたことがあった。