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幸せは生活の中に

新しい年が明けたと思っていたら、1月も半分が過ぎようとしています。

新聞各紙による年末年始の企画はなかなか面白いものがありました。
朝日新聞
・わたしのよりどころ(推し、宗教、異郷にて、寄り合う、隠れ家、AI、選択肢の7テーマ)
読売新聞
・幸せをつくる。
日本経済新聞(やさしい経済学)
・幸せに生きるために
New York Times
・7-Day Happiness Chellenge
(幸せの最大要因は人間関係だとするハーバード大学の研究から、より良い人間関係に関する記事を7日間にわたり掲載)

私のバイアスが多分にありますが、「幸せ」についての連載が目につきました。

そんな中でも特に印象的だったのは、1月10日の朝日新聞に掲載された吉本ばななさんのインタビュー。

掃除したり、ごはんをつくったり、洗濯したり。そのことじたいが、幸せなことだったと気づく。だって、みんな年を取るんですからね。いつかだんだん生活ができなくなってくる。
自分で着替えられて、瓶のふたが開けられて、もうそれだけで幸せなことなんだと思います。きちんと、生活することがいちばんです。

1月10日朝日新聞2面

ほんとにそう思いますね。
自分のことは自分でできて、人の世話まで焼けるというのは有難いことです。いつかはできなくなるわけですから。そう考えると、皿洗いや掃除などのモチベーションも上がります。

新年ですから夢とか目標とかもいいですが、先にあるものばかりを追いかけると今を楽しみ、慈しむことが難しくなる気がします。未来志向が強い私にとっては、現在により重きを置くちょっとした意識が必要なようです。

幸せを追い求めると、逆に幸福感を得にくくなるという研究結果もあるそうです。

毎日のルーティンをこなし、生活をしっかりと組み立てていく、幸せとか意識しないでやることが、幸せへの近道なのかもしれませんね。

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