【雑記】スロウライト ( ≠ thislight)
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に、 #slowlight のハッシュタグで、モノクロの写真と思いつきの一言を投稿しています。何枚くらいだろう。15枚くらいはあると思います。
また、別の日にご紹介しようと思っているんですけど、 #slowlight と対になるように、 #thislight というハッシュタグで、カラーの写真も載せています。
スロウライトは、やがて来る光。遅れて来る光。ディスライトは、いま、ここにある光。それほど深くは考えていないけれど。
写真もやはり、誰かに習ったことはないけれど、見るのも撮るのも好きだった(被写体になるのはとても苦手ですが)。
とは言え、好きな写真家さんがいるというわけでもなく(僕の知識は酷く偏っています)、好きなバンドマンの撮る写真が好きでした。元THEE MICHELLE GUN ELEPHANT、現THE BIRTHDAYのチバユウスケさん。当時の話なので、ファンクラブの会報に、white lightという、モノクロの写真の連載をされていて、それがいつもかっこよかった。
なにが映っているのかはよくわからない。けれど、そこにはしっかりと質量のあるエネルギー、光が残されていた。
最近なら、ソロのSNAKE ON BEACH名義で発表された作品には、ご本人による写真がジャケットになっていますね。「潮騒」のジャケ写がかっこよかった。
都合がつかず行けなかったんだけど、写真展も行われ、ずいぶん盛況だったと聞きました。
映画、音楽、マンガなど、ジャンルを問わず、はっきりと日本人アーティストのものが好きでした。同じ言語で思考する人の作品に興味があった。人は国家やエリアを軸に思考はしない。使用する言語が思考をコントロールする。
アメリカの映画であるとか、イギリスのアーティストに好きな人もいるにはいるんですが、なるべく、国内の作品を選んでいます。
海外への憧れというのは、多くの場合、劣等感の裏返し。僕は、日本人であることに劣等感なんて持っていない。
以前はきっと、日本人的なもの、こと、日本の風習、慣習に対して、息苦しさ、煩わしさを感じたり、不快に思ったこともあっただろうけど、例えば、中国の人、韓国の人、アメリカの人や、アメリカやヨーロッパで暮らしている日本人と親しくなると、日本に住む日本人で良かったのかも、と考えるようになった。理想郷なんて、ユートピアなんて、どこにもない。(そんな好都合なもの)あってたまるか。そんな幻想より、いまいる場所の美点に気づいて暮らすほうがいいのだと思うようになった。
もちろん、2022年11月30日の現時点では、ですが。夏になったら、「ロシアに行く」「北極に行く」「氷河期まだ?」と言い出す人間ですからね(笑)。
気候の良いときに、北欧に行きたい、台湾も一度くらい、アメリカでメジャーリーグを観てみたい。でも。長崎の軍艦島、池島(こちらも炭鉱跡の廃墟です)に行ってみたい。
そんなこんなで、旅に出たいと思っている、雨の日の僕でした。それでは、また、あした。
photograph and words by billy.
♪赤い季節を抜けて、俺たち、旅に出よう!
ゆけるところまで、テディボーイ(←不良少年の意)!
チバさんのソロやユニットだと、ミッドナイト・バンクローバーズの「ルルといた夏の日」もいいんですよね。
♪ルルといた夏の日、俺たち、笑えていたかな なんて、訥々と歌われる、静謐な哀しみ。チバさんの紡ぐ言葉には、「どうでもいい」と張る虚勢と、やるせなさ、悲しみが表裏になっている。
ミッシェル・ガン・エレファントでデビューした、最初の曲「世界の終わり」では、「世界の終わりはそこで待っている」と歌われ、語り手であるチバさんは、紅茶を飲んだり、パンを焼いている「君」と、世界の終わりを静かに待っているという、ロマンのある物語を歌っていた。抗わないし、特別なこともしない。普段の生活の延長線上に終わりがあるのだと、不思議なのに、独特に映画的な世界観でした。
いまや、ずいぶん古い音楽になったんだけど、それでも、やっぱり、良いものは良いと思います。じゃあ、また、あした。バイバイ。
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