「超獣ギガ(仮)」第一部完に合わせて。
ということで、昨年末から、突然、始まった、 #超音速スーパーバトル #SF小説 、「超獣ギガ(仮)」は、先週金曜の第25話を持ちまして、無事に第一部完になりました。
そもそもはnoteの募集していた、「少年ジャンプ原作大賞」(←合ってるかな?)に合わせて、急遽、始めたもので、主要人物と対戦相手だけを決めてから、正直に言いますと、勢い任せに書いておりました。
コメントにいただいたように(いつもありがとうございます)、ドラゴンボールの戦闘シーン(主にベジータ戦)に、エヴァンゲリオン的な世界観をくっつけてやろう、なんて、わりと無謀な試みなのですが、どうにかこうにか、言うなれば、誤魔化せたような気がします(できてたって言ってくれ)。
やっぱり。SFは難しい。
科学的な考証が必要なのに、物理も宇宙工学もさっぱりわからん。僕のSFの予備知識って、ガンダムとエヴァンゲリオンくらいありませんので。
……SFって、どんな作品があるのでしょう。
代表的なのはスターウォーズなんでしょうか。たぶん、少しは見たこともあるんでしょうけど、まったく何も記憶になくて(←雑な記憶で生きてますからね)。
同時に、僕はドラゴンボールが好きだけれど、少年マンガ作品で好きなものはそれくらいしかない。少年マンガというカテゴリーは、早々に卒業してしまって、以降、戻らなかったので、「鬼滅」や「呪術」、あるいは「東京リベンジャーズ」も、タイトルしか知らない。
「ONE PIECE」は、途中まで読んでいたけれど、ONE PIECE以前、幼いころに海賊という人たちに興味があったので、その延長線にあったに過ぎない。
※海賊とか砂漠が好きで、そのあたりの国の大使館に電話をかけて、観光ガイドや写真を送ってもらっているような子供だったのです。その節はお世話になりました。トルコやイエメンの関係者の方々がとても親切にしてくださったことを憶えています。
そういうわけで、意外に影響源になったものが少なかったことに気づきもしました。
呆れられるくらい、たくさんの映画作品を観ているんですが(昼間、自宅で作業しているときはBGVとして、いつも映画が流れています)、95パーセントは邦画なんです。ジャンル問わず、海外作品を観ることがあまりない。理由は簡単で、自分が物語を作るときの糧になるものを観たいという想いから。日本の俳優さんや日本の風景を見ていたい。
古い作品なら、海外作品のディスクをコレクションしていたりはするんですが。
※もし、なにか、おすすめがあれば教えてください。一番好きな海外作品は、「スタンド・バイ・ミー」です。
さて、本題。
この、「超獣ギガ(仮)」では、猿型の巨大モンスターの襲来と、それに対抗するために組織された、人間たちの攻防を主に、架空(もしくはパラレル)の戦後史として、昭和99年から昭和100年の10日ほどを書いています。
……たった10日の攻防に、全25話、およそ10万字になっていると気づいたときは自らに呆れました(笑)。
戦闘シーンだけではなく、時代設定や背景、登場人物の内面やドラマ部分に力を入れたかったんです。設定は特殊だけれど、ある種の青春モノになればな、と。ガンダムもエヴァも青春モノと言えば青春モノですしね。
※作内にはまだ書いていませんが、この世界は現実とは別の戦争史の続きの世界としています。また、超電磁砲(≠レールガン)のような、SF的なものが実用化されていて(現実世界にもあるのですが、用途が違うものとしています)、また、爆発や炎上を伴わない、重さと速度的圧力による、大質量破壊兵器も実用化されています。
現実の日本とはパラレル、あくまで≠の世界。
・巨大なモンスターの襲来は予期されていた。
・冥府と呼ばれる、影の政府はそれに備えていた。
・主人公、花岡しゅりたちが所属する、隠密機動部隊は、そのために訓練を続けていた。
・彼女らは、超能力的な特殊能力を有して、
・超獣ギガ(仮)と呼ばれる、人類の敵と対戦するが、
・その主目的は、捕獲。
・地球の環境下では800年生存してしまう、モンスターたちを、
・捕獲して、月と地球を行き来する、無人運搬船に積載し、
・人造の天体、月に送り返すこと。
・月とは。世代間移動を繰り返して地球に訪れた、異星人たちの母船をベースにしたもの。
※おそらく、ハイアーマンと呼ばれる先住民族の末裔が、月から地球を監視しています。
・人類より早く地球に現れた、その先住民族たちのテクノロジーによって、
・力を与えられたのが、超獣ギガ(仮)。
・知恵を与えられたのが、ヒト。
・知恵を持ち、独自進化を果たしたヒトはやがて、自身を支配しようとする先住民族に抗うようになった、
・先住民族は、ヒトで言うなら、4、5歳ほどの子供。脆く弱い。地球を奪うために、その労働力として、類人猿をモンスターに進化させた、
・かくして、人は、新しい戦前と戦後を生きることになる。
突然の箇条書きなんですけど、半年ぶんの概要をまとめるとこんなところでしょうか。そうそう、この世界の内閣総理大臣は、女性。現実のこの国でも、そろそろ、女性が首相になるべきころではないかと思っています。
って。政治のことはなーんにもわかりませんけれど。意図してはいないけれど、ニュースや情報番組などを見ないし、ネットニュースは野球に関連したものだけ。YouTubeはミュージック・ビデオしか見ないので、世の中のことがよくわからない。
この「超獣ギガ(仮)」で長編ひとつ、「おとなりさん」で連作短編をふたつ、ショートショートをひとつかふたつ、noteの創作大賞にエントリーさせていただいて。
さて。これからは……と言いますと、次に書こうと思っている小説の内容は決まっているのですが、noteに掲載するかどうかは未定としています。ごく一部にその概要をお話しさせていただいた人がいるけれど(noteにはお一人だけ)、書き終わるまで話すつもりもなくて。
アメブロで詩やイラストや写真を載せていたころは無断で使われたことがあるし、まんま転用している人もいた。インスタグラムには、僕の顔と名前を使った、所謂、なりすましが数名いた。
この世は、人は、所詮、そんなものだと思っている。ネットメディアやそのユーザーというものへの警戒は解けたことがない。疑いたくはない、信用したいと思ってはいるけれど。
そのぶん、信用する人は、とことん、信用してもいます。「君になら騙されてもいいぜ」的に。
新しい物語。
そんなに特殊な、特別な設定でもないけれど(いや、結構、特殊かもしれない)、先にやった者が勝ち、みたいな部分はあるので、書き終わるまでは出さないでおこう、とは思っています。
純文路線を考えているので、公募が良いかもしれませんね。
なににせよ、「楽しみ」「待ち遠しい」なんて、声を寄せていただけるようになったのだから、やり遂げなければならない。
高知へ移住するきっかけになった、ある有名なお寺の住職さんからも、「素晴らしい、感動的だ、そう思われるものを作ってください。それがあなたの仕事になる」と助言をいただいた。魂を削ってでも、そうしなきゃ。
「好きなことより出来ることを探すほうがいい」という、法話があったんです。よくわかる。
「好きこそ……」とは言うけれど、努力はあまり多くの壁を超えない。まずは能力や適性が必要になるもの。
そんな正しいアナウンスがなされない世界は、本当は不自然で、場合によってはストレスをつくる。結果的に傷つく人だって増やしてしまう。
僕はたぶん、子供のときから、そのことに気づいていた。大人たちは嘘をついているぞって。
脱線し続けてしまって、あとがきじゃなくなってしまったけれど(笑)、最後まで読んでくれた人はありがとう。あなたにすてきなことが起きますように。たまには、こんなことを書いてもいいでしょう。超獣ギガ(仮)は、夏が終わったら、また、考えます。
よくわからないけど、水質検査か何かで、住んでいるアパートが2時間ほど断水するから、トイレ使うなら外出しててくれって(笑)。
この蒸し暑い、雨の日に?
勘弁してよもう、なんて思いながら、今日は予定もないし、海にでも行ってきます。
じゃあ、また。ビリーでした。
photograph and words by billy.
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