「木漏れ日」
朝には藁を編みながら、
昨日までの過去に見た、
美しい季と景、目を閉じ祈る、
変わらず続きますようにと、
人が呪いの言葉を吐いているころ、
記憶を戻せば手のひらに、
慈しみを咲かせることもできるのに、
風に吹かれて手から離れる藁一筋、
そうだった、笑えた日々のことを忘れてた、
雷が、鳴く空の下、
俯けば広がるのは藁の草原、
遥か向こうに微笑む君が、
愛なんて気恥ずかしい、それなのに、
その在処を知った気がする美しい季、
帰ろうか、戻れるはずだと、
人が笑う言葉を投げかける日へ、
それから亡霊たちの影を追いかけ、
木洩れ陽から抜け出してゆく、
photograph and words by billy.
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