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【写真】on the wall,it is here #slowlight
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「聞かせてよ、やがて訪れる光について」
「やがての光?」
「うん。それは、スロウライト」
「ふうん。それは君には聞こえるの?」
「春の歌。鳥のさえずり。花のこと。それがスロウライト」
それから僕にささやく君の声。
「じゃあ、スピッツ聴こう?」
彼女はスピッツを「やがて訪れる光」だと言っていた。
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毎日のように海へ行く。なのに、目覚めるたびに「今日、海に行こう」と思う。
ひと気のない海岸を歩いていると、別の惑星に迷い込んだような気になる。そして、海に来て良かった。そう思う。
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「愛してるの響きだけで強くなれる気がしたよ」
だなんて。やっぱり草野マサムネはすごい。今日、起きた嬉しいこと、楽しいこと。悲しいこと、悔しいこと。この世界のすべて。森羅万象。
優しいあの子に伝えたい。それから笑おう。美味しいビールで乾杯して。
そんなふうに生きていこう。
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学生のころ、西村良太という友達がいた。
良太はなんたることか、かの古豪、宇部商の野球部で、ピッチャーだったらしい。
「え、おま、すごいやんそれ」
誰もがそう言った。しかし、良太は、公式戦での登板は一度もなかったと言う。なぜ?
「サイン覚えられんから適当に投げたらキャッチャーがキレた」
「覚えられんのんちゃう、メガネしてないからサインが見えんやん」
「そやから、好きなように投げるしかなかった」
そう、のたまう良太。後、我々は草野球チームを結成したのだが、やっぱり、良太はすごかった。なにがすごいって?
良太は、野球のルールを理解していなかったのだ。野球部出身なのに、ルールを理解していない良太。やっぱり、天才には敵わないのだと、僕は痛感したのだった。
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この付近には小学校があって、その部活なのか、詳しくはわからないけど、体育館の裏を歩いていると、スピッツがよく聴こえてきます。昨日は「優しいあの子」を演奏していた。スピッツを聴くと、思わず微笑んでしまう。
それでは、また、ビリーでした。
photograph and words by billy.
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