ちょっとだけ目立ちたい子のための読書感想文の書き方
読書感想文のテンプレは小学校がくれる時代よ
大人の皆さん知ってます? 今って、夏休みの宿題とともに読書感想文の書き方のプリントが配られるんですよ〜。テンプレ式で、一問一答的に答えていって、最後に答えをつないでいくと作文になるの。びっくりした、というか、私これ欲しかった…!小学生の私に届けてあげて!
きっと私みたいに辛い思いをしていたかつての小学生が企画してくれたんですね。ありがとうどこかの大人になった作文が苦手だった誰か。こういうアイテムがあると知れただけで、作文の事を思い出すたびに沈んでいた私の心が救われました…。
じゃあこの記事いらなくない…?
出オチですね!でもちょっと待って〜
その指南プリントのおかげで低学年からの「どくしょかんそうぶんってなにかけばいいの?」にはうまく答えられたんですけど、高学年からの「うまく(目立つように)書きたいんだけどどうしたらいい?」は汎用のテンプレでは無理だったので、ここにすぐ使えるものを置いときます。無難にまとめたい子用ではないですが、すぐ、どんな本にも使えるのは確かですよ☆
感想文の前に、東大入試の200字作文というやつ
大学入試で小論文を課す大学って今もそこそこあるんですね。1999年までの東大入試には、文章を読んで意見などを160〜200字にまとめる…という独特の設問がありました。一般的な小論文400〜800字の字数制限と比較すると格段に短い上に、人生観を初対面の大人に語れとでも言うような深めの問いが飛び出すので、常識的な書き出し〜まとめを守っていたらとても時間内・制限字数内に入り切らなかったです。
200字作文は私が受験した年から急になくなって(100字になってた)、受験当日はおいおい!って思ったんですけど、問題の形式は変わっても国語で扱われる文章題には実は通底するテーマがあって…という深読み本が面白そうなので貼っておきます。
こういう深堀り本好きなんだ〜。
自己紹介に書いてるように私はX苦手なんですけど、200字作文を練習しすぎて、140に収まるものが書けなくなってしまったのです…。嘘です…。アニメの感想は200じゃ足りない…。でも自由度高いので好きな出題形式でした。
本題☆ちょっとだけ目立つ読書感想文の書き方
・読者への問いかけで始める
・自分で問に回答する
・問への回答をひっくり返す
・自分の未来に触れる(お好みで)
・タイトルをつける
★読者への問いかけで始める
これが全て。「〇〇を知っていますか?」で十分です。そんな書き出しをする小学生はクラスにひとりもいないので(たぶん)、印象勝ちです。
※〇〇には主題や、タイトルから取った単語などを入れます。本のタイトルそのままはイマイチです。
例)
お題が海を舞台にしたお話なら→「海は好きですか?」
実在の人物の話なら(「窓ぎわのトットちゃん」とかね)→「トットちゃんという名前を聞いたことがありますか?」
ジャンルのある本なら→「ファンタジーは好きですか?」
★自分で問に回答する
自分で聞いておいて、自分で回答を書いていきます。読み手なら、心の中で回答を考えながら読みますよね。自分の答えと合っているか違っているか、理由も気になるでしょうから、気持ちよく読んでもらえます。
オリジナリティを出しやすいのでたっぷり書いちゃいましょう!感想を書くのが苦手な人ほどここで文字数を稼ぐと楽です。上の子は3枚中2枚埋めてました。
例)
「私は大嫌いです。泳ぐのが苦手だしべたべたするし〜うんぬんかんぬん」
「私は知りませんでした。母に聞いたら黒柳徹子さんのことだと教えてくれました。初めて聞いたのは映画館のコマーシャルで、うんぬんかんぬん」
「私はファンタジー漫画が大好きで、(今までに読んだ漫画の話)」
★問への回答をひっくり返す
さて自分のことは十分語ったので、そんな私がこの本を読んだら何を思ったのか、を書きましょう。やっと「感想」ですねー。
本を選んだ理由が書けるなら、ここに書いとくといいですね。「本のタイトルを見てこんな話だと思った」みたいな予想を書いて、あってた・違ってた、を書くのも良いです。
★自分の未来に触れる(お好みで)
学校、特に小学校というのはほんとに日進月歩が大好きらしくて、私は学校が好きではないというか愛着がないというか二度とご縁を持ちたくないと言うかとにかくあれなんですけれど、「この本を読んだ私はこれからこうするよ☆」って小さな成長を薫らせる一文入れると、学校に提出する文章としてはまぁ収まりが良くなりますね。
★タイトルをつける
書き終わりましたか?
書き終わったら、最後の一文から抜き出した言葉でタイトルをつけましょう。小説でもこどもの作文でも、タイトルが結末で回収されると読者は気持ちが良いものです。
前項でめあて的なことを書いたなら、「私は明日から人助けする」とかね…。いいんですよ、できなくてもね…。言うだけはタダ。聞くだけもタダ(座右の銘)。
おわりに。
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