【詩】何かを好きになるという気持ち

「何かを好きになるという気持ちは
原石のように尊く、
星のようにきれいですね」

小さい頃は
友達みんなが好きなものを好きになる
だからって個性がないとか
落ち込まないで
いいんだよ、好きだったら

みんなと違うものが好きになることもある
だからって変なやつとか
落ち込まないで
いいんだよ、好きだったら

何かを好きになるという気持ちは
この世に生まれて
生きている証拠
あなた自身が示した
あなた自身の大切な気持ち
自信をもって

もし周りに言いにくいのなら
いいよ、無理して言わなくても
大切な種のように
そっと水をあげて育てよう
日の光も当てて

見て
人は人に言われずとも
何かを好きなる
何かを好きな気持ちは
その人を導く
まるで明かりを持った
道先案内人のように

でもね
大人になったら
好きなことがわからないって人を
見かけるよ
忘れちゃったのかな、思い出して

車かな、花かな、海かな、虫かな、星かな、
サッカーかな、柔道かな、音楽かな、絵をかくことかな、
踊ることかな、走ることかな、魚かな、数学かな、
実験かな、おしゃべりかな、
お父さんかな、お母さんかな、お兄ちゃんかな、お姉ちゃんかな
弟や妹かな、おじいちゃんやおばあちゃんかな
クラスのあの人かな、クラブの先輩かな

でも中には
お金が好きになったり、地位や名誉が好きになったりもする
けんかや噂話が好きな人もいる

みんないろいろだからさ、それもいいんだ

でも、好きなことに縛られたら
それは楽しくないかもね
本当に好きな気持ちは
きっとあなたを自由にする
好きな気持ちがあれば
たとえ山があっても谷があっても
大変だけど
好きだから、いやな気持はしないんじゃないかな

何かを好きな気持ちは
あなたを導くよ
それ、大切なものだよ

「何かを好きになるという気持ちは
原石のように尊く、
星のようにきれいですね」

この世にふたつとない
あなた自身だよ

「やあ君!名前はなんて言うんだい?」

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