はじめまして。双極人のみっちーです。
私は双極性障害の診断を受け
入院、投薬治療、rTMS治療を経て現在完解に至りました。
躁鬱の波に翻弄されながら
ありふれた日常に幸福を感じながら過ごしています。
こんな私は2人の娘を育てるアラフィフのワーキングマザーです。
子どもを育てながらこの病気と付き合うこと、
重い鬱エピソードを死なずにやり過ごすこと・乗り越えること、
病気の自分が家族の中に居ることを自分自身が受容すること、
は、容易なことではありませんでした。
激鬱に落ちている時は子育てに該当するようなことは
一切なにもできません。
当然のように家事も一切できず
自分の身の回りのこと=生活をする
ということもままなりません。
ただ、肉体が生命活動を継続しているだけ
という感じです。
私は鬱エピソードに入ると希死念慮が強く出るタイプのようで、
「死にたい」
「もともと居なかったように存在を消したい」
「存在すること自体が家族に大きな負担になっている」
「居るよりは、居ないほうがまだましな存在」
と来る日も来る日も考えていました。
一日中横たわっていたベッドの上で、
頭の中で具体的な実行方法をシミュレーションしていました。
措置入院になるかもしれないから失敗は許されない、
一発で確実に成功させなければならない、
と考えていたので、
何度も何度もシミュレーションしました。
私の人生をここで終わりにしようと本気で考えていました。
そんな絶望の淵状態から
藁をもすがる思いで転院したクリニックでrTMS治療と出会い
病気を発症する前に戻れたように心身ともに元気になりました。
「鬱状態でない自分が、今ここに在ること」
だけで充分に幸福に満たされているように感じます。
一番直近に訪れていた絶望的な鬱を抜けてから
頭の中と視界がとてもクリアになったように感じます。
これまでの人生で数え切れないくらい何度も私の網膜に映っていたはずの道端に咲く花、街路樹の葉っぱ、空を見て、「なんてキレイなんだろう」と感動するようになりました。
ありふれた日常にこんなにもたくさんの幸せが溢れていたことに、
鬱を抜けて初めて気がつくことができたのだと思います。
「この鬱の苦しみを乗り越えた先に、
鬱を乗り越えたからこそ感じられる幸せがきっと待っているよ」
と、鬱の私に寄り添ってくれた双子の妹から何度も励まされました。
その言葉が現実になったのです。
その時は、こんな日が来るなんてとても想像できませんでした。
双極性障害を発症してから度々訪れたピンチ=鬱エピソード中に
「死ななくて本当に良かった」
と、死なずに済んだこと、生かしてもらえたことに
心から感謝しています。
支えてくれた家族、友人たち、クリニックの先生たちと
私と同じ病に苦しみながら懸命に生きている
たくさんの方のブログや体験記が
私を救い、生かしてくれたのだと思っています。
私の経験が、私を救ってくれた誰かのブログや体験記のように
どこかで今苦しんでいる誰かの一助になれたらとの思いで
このnoteを始めることにしました。
【こんなことを書いていきたいと思います】
・双極性障害の診断を受けるまでの経緯
・寛解に至るまでの治療の経緯
・rTMS治療についての私の体験と考え
・双極人生をできるだけ苦を少なく生きるために私がしていること
これから少しずつ、私の経験と考えていることを
文字にして、お伝えしていきたいと思います。
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