双極性障害発症から寛解に至るまで〜rTMS治療その4〜「寛解してから1ヶ月のこと」
こんにちは!
双極人のみっちーです。
今日はrTMS治療を受け4回目でぱちっとスイッチが入ったかのように双極性障害の鬱状態が消失した翌日以降の体調や変化について書きたいと思います。
【↓前回までの記事はこちら↓】
rTMS治療その①〜「私がrTMS治療に辿り着いたわけ」
rTMS治療その2〜「治療開始してから起きた変化」
rTMS治療その3〜「鬱抜けした日のこと」
治療4回目で突然すっきり鬱抜けしてから、体の変化は時期で大きく3段階に分けられるように思います。①最初の1ヶ月間、②2ヶ月目、③3ヶ月目以降、という感じです。
今日は「①最初の1ヶ月間に感じていた体感的な変化」について詳しく書きたいと思います。
4回目のrTMS治療を終えた日の夜に、食事が美味しく感じられ「味覚が戻った!」と喜びました。
その翌日、もっとびっくりする変化がありました。激鬱に落ちてからピタっと止まっていた生理が何の前触れもなく再開したのです。
私は激鬱に落ちると、生理が止まってしまいます。これは過去何回も起きているので、「鬱になると味覚も無くなるし、生理も止まる」は私のなかで当たり前になっています。医学的に原因を解明できていませんが、個人的には「鬱になるとホルモンバランスが劇的に崩れてしまうのではないか」と思っています。
鬱になると自律神経が乱れることはよく聞きますが、「鬱により、排卵や生理を起こす女性ホルモンの分泌が減る」という情報はあまりありません。
当時通っていたメンタルクリニックの主治医に相談すると、「まずは鬱のせいだと勝手に思い込まないで、すぐに専門科(=産婦人科)で検査して。産婦人科でその症状で疑われる病気が何もなかった時に初めて、精神症状によるものかもしれない、と疑うけど、まずは専門医を受診して!」と言われました。
そして実際に前回の激鬱期の時に産婦人科にいき、血液検査等で生理が止まっている原因を調べてもらったところ、健常であれば分泌されているはずのいくつかのホルモンが「ほぼ全く分泌されていない」という状態だったことがわかりました。
「いくつかの女性ホルモンがほぼ全く分泌されていない状態」がなぜ起きているのか、その原因は不明でした。その検査で閉経しているわけではないことはわかりましたが。
「産婦人科医の領域では原因と思われることが見つからないので、原因はわからないとしか言えない。もしかしたら鬱が原因過しれないが、産婦人科の領域では医学的なことは何も言えない」とのことでした。
産婦人科の治療として、一度お薬(ピル)で強制的に生理を起こしてみて、それが起爆剤みたいな刺激になってホルモン分泌が再開されるかどうか試してみるという選択肢はある、と説明されました。
「確実な打ち手がない中で、もしかしたらの可能性にかける」のは、これまでの治療も同じような気がしました。
でも何もしなければ今のまま。
この治療での副作用はほとんど無いとのことなので、ピルを服用してみることにしました。結果、ピル服用で強制的に1回「これ、、、生理??」と疑うような少量出血の生理のようなものがきて、それっきりまたぱたっと止まりました。その後鬱から抜けて2ヶ月後に生理が再開しました。
前回の鬱期にそんなことがあったので、rTMS治療を開始してから5日目に味覚回復とともに生理が再開したことは、本当に驚きでした!
上記のことから、rTMS刺激によってホルモン分泌が極短期間に正常化したのではないかと思っています。
現主治医にも「止まっていた生理がrTMS治療開始5日後に突然再開した!」と伝えたのですが、「そんな話は聞いたことがない」と口に出しませんでしたがそんな感じの反応だったように感じました。
「味覚障害の改善と生理再開には、ホルモンバランスの変化がきっとある!」と、私は根拠のない確信みたいな気持ちがあります。
私は子供を2人出産しているのですが、妊娠初期から中期のいわゆる「つわり」が多く起こるホルモンバランスが大きく変化する時期に鬱の時と同じ感じの味覚障害が起きていました。妊娠したら生理が止まるのは当たり前のように思いますが、同時に何を食べても全く味が感じられないという味覚障害が起きていたのです。ちなみに妊娠後期に入ると味覚障害は改善されていった記憶です。
いずれにしても、うつの身体症状としてはメジャーではないようです。
次回また大きなうつの波がきて生理が止まったら、また血液検査でホルモンチェックをして、rTMS治療(すぐ再開するつもりです)後に鬱抜けしてからすぐにももう一度同じ血液検査をして、ホルモン値のBefore Afterを比較してみたいと思っています。
以上、今日は「根拠はないけどきっとそうだと思う!」と確信している「うつと味覚障害&生理が止まる」のお話でした。
次回はそれ以外の「rTMS治療を受けてからの変化」について書きたいと思います。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?