ADHDの過集中のデメリット

過集中のメリットは前回のブログを見てね！！！

過集中のデメリット
あなたの過集中の取扱説明書（トリセツ）を作っていない場合、多くの問題を引き起こす可能性があります。

例えば、自分の世界にどっぷり入り込みすぎて周囲の人たちを無視をしてしまいます。そのために最低限必要なタスクをも取り組まないこともあります。

（例：学校のレポート提出の締め切りを忘れる、水道代の支払いを先延ばしして放置したまま・・・など）

これらのトラブルが起こってしまうと、学校や仕事のパフォーマンスが下がり、人間関係をうまく築くことができなくなることもあります。

○職場でのあなた（なのかも）
あなたが興味が湧く、楽しいと感じる仕事の要素のみに集中しているために、ミーティングに出席しなかったり、企画書などの提出を後回しする可能性があります。

○配偶者からみたあなた（なのかも）
あなたの配偶者は、あなたの苦手な仕事、作業を押し付けられているように感じているかもしれません。それであなたに不満や怒りを感じている場合もあります。

○両親から見たあなた（かも）
あなたが過集中の状態になると、ごはんの準備ができたときに声をかけても食卓に来ないので不満を抱くかもしれません。家の事（掃除や洗濯や雑草とりなど）の手伝いをしているのならまだ許せるのに・・・など。

○過集中と時間
発明家のトーマス・エジソンは1日18時間働いたと言われています。

ADHDを持つ人の中でも過集中の度合いが強い人は、同じくらいの時間を過集中の時間に当てることもできます。

ですが、過集中すると時間を見失いがちになるため、バランスが必要です。過集中と時間管理との折り合いの付け方を間違ってしまうと、どんなことが起こるのか？

・・・それは、健康的な生活を送ることが難しくなる（偏食しがち、運動が疎かになりがち、親しい友人との交流が希薄化する・・・など）

《過集中という能力を持っていない人》
マルチタスク
・Aの作業に20％の労力
・Bの作業に30％の労力
・Cの作業に50％の労力
など振り分けています。

《過集中の能力を持っている人》
シングルタスク
・Aの作業に100％の労力
仮にBやらCの作業に労力を割り振ろうとすると、どちらも中途半端に終わってしまい、結果を出すことができないことが多い。

マルチタスク派は、シングルタスク派の人のように一点集中することは難しい。

逆に、シングルタスク派は、マルチタスク派のように複数の物事に取り組むことは難しい。

＊マルチタスク派＝「広く浅く」
＊シングルタスク派＝「狭く深く」

メリットもあるしデメリットもある。大切なのは、それをうまく使いこなせているか？

使いこなすにはどうしたらいいか？

あなたの過集中をまず知ること！！

次回は、
・ADHDの性格と過集中との関連
・ADHDの過集中の取扱説明書（取説）＝メリットとデメリットのまとめ

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レッテルを貼られがちだが、自分という特性を知らないだけで表と裏は表裏一体。能力が高い分だけできない分野もあると気付いた

参考資料
How Hyperfocus Affects People With ADHD
By Keath Low  Medically reviewed by Daniel B. Block, MD on February 19, 2021

PS☆
あなたの過集中を最大限活かせるようにしてみませんか？！