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ADHDの過集中のメリット

 

ADHDは注意欠陥多動性障害と言いますが、注意力が欠陥している訳ではありません。では何かと言うと、「注意力の調整に問題がある」と言うことです。これ、多くの人が誤解しやすいんです!!!

ADHDを持っている大人と子供は、同じような仕事をすることがとっても退屈に感じます。

例えば、工場のライン、役所の書類整理、事務処理・・・。

しかし!!!我々ADHDを持っている人は、とある条件が揃うと、持っていない人がマネできないほどものすごい集中力を発揮します。

その条件とは、「興味を持っている活動」です。ADHDを持っている我々は、興味を持っている仕事や趣味活動に夢中になると、四六時中そのことだけを考えます。これは、ADHDを持っていない人にはでいないことです。

 過集中の能力は、親、教師、または配偶者にとって苛立たしいものになる可能性があり、「彼らは望むときに集中することができます」などのコメントをもたらします。 

ただし、集中する能力は、単に望んでいるよりも複雑です。  ADHDを持つ多くの人々は、おそらく講義やパートナーの発言に集中したいと思っていますが、個人的な興味、刺激、報酬の適切なバランスがある場合にのみ、活動に集中することができます。

しかし、ADHDを持つ人の親・教師・配偶者にとって本人の過集中の能力は少しばかり困ったものと感じることもあります。過集中の能力を発動するには、個人的な興味・刺激・お金などの報酬がある場合に限るのです。


過集中(ハイパーフォーカス)は周りからはどう見えるのか?
過集中ゾーンに入り込むと、活動に没頭するために周りで起こっていることに気づくことができません。

例えばADHDの子供がゲームをプレイしていて、母親がごはんができたわよ、と声を掛けても気付きません。大声で声をかけても気付きません。最後に声を上げて叫び声を上げても気付きません。

*因みに過集中の程度が大きいか中間か小さいかなどを知りたい場合は、いっちゃんのブログ(ハイパーフォーカス質問表を見てね)

ADHDの大人と子供の過集中のメリット
シングルタスクで、ひとつのことに没頭して取り組むことができます。

その結果、ひとつのことにより高い成果を上げることができます。

逆に、マルチタスクは「広く浅く」と表現するとADHDを持つ我々のシングルタスクは「狭く深く」です。

つまり、趣味や学問、仕事などは狭いからこそ専門的な深い知識を身につけられます。趣味や好きな活動について「好きこそ物の上手なれ」ということわざがありますが、これはもしかしたらADHDを持っているの人のための言葉なのかもしれません。

*他方で「飽きやすさ」「真新しさ」に注意が向いて何事も中途半端に終わる可能性もあるので注意!(←この対策は「瞑想」でカバーすることができます)


おすすめの本
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レッテルを貼られがちだが、自分という特性を知らないだけで表と裏は表裏一体。能力が高い分だけできない分野もあると気付いた


参考資料
How Hyperfocus Affects People With ADHD
By Keath Low  Medically reviewed by Daniel B. Block, MD on February 19, 2021


PS☆
好奇心旺盛なのよね!没頭するとその世界に入り込むから諸刃の剣で、いいことも悪いこともあるね

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