私の旅行記:暑くても動物が生き生き 夏の旭山動物園
いよいよ夏休み。みなさんはどこに行きますか。まだ決まっていない人もいると思います。昨年、8月上旬に北海道にある旭川市旭山動物園に行きました。大変良かったので簡単に報告します。
旭山動物園では暑い夏でも動物が生き生きしています。遠くまで行く価値はありました。全国から多くの人が訪れるはずです。
札幌から旭川へは特急ライラックを使って90分
旭山動物園には。昨年8月上旬、札幌のホテルに宿泊して、札幌→旭川→札幌という1日の行程で行きました。旭川では旭山動物園のみにしてじっくり見に行こうと考えました。旭川へはJR北海道の特急ライラックを利用しました。事前にネットで往復の券を買って、確か35パーセント引きになりました。今年は少し変更になったようですが、割引券があるようですのでご自分で調べてみてください。
札幌駅から旭川駅までの乗車時間はだいたい1時間半くらい。車窓をながめながらゆっくり座っていけるので快適です。
旭川駅は札幌駅に比べ人も少なく閑静な感じです。旭山動物園へはバスを使いました。バス停は駅を出て正面にあるので分かりやすかったですが、バス券販売所は駅の隣のビルにありました。観光案内所で聞いて分かったのですが、初めてだとわかりにくいですね。バスは40~50分乗りました。思っていたより距離がありました。
旭山動物園は公営なので料金は1,000円。安いです。ながらかな丘のふもとにあり、園内は反時計周りに徐々に上って、一番上のレストランから徐々に下っていくようになっています。全体を見るには3時間は必要です。当日は食事時間を入れて4時間半くらいで回りました。
他ではなかなか見られない活動的な動物たちのようすを紹介していきます。
レッサーパンダ
レッサーパンダは、千葉市動物園の風太君が有名で二本足で立ったりしていました。最近は年も取り寝ていることが多いようです。
旭山動物園では、レッサーパンダが歩く吊り橋があり、来場者の頭のすぐ上に歩いているようすが観察できます。レッサーパンダに限らず旭山動物園では、「行動展示」がされています。
行動展示とは
旭山動物園は1967年に開園しました。一時、入場者が減少し、閉園の危機に陥ったこともありましたが、「行動展示」を取り入れた施設をオープンすることで、日本有数の来園者をほこる動物園に生まれ変わりました。
オランウータン
レッサーパンダの行動展示をもっと大掛かりにしたのが、オランウータンの展示です。飼育舎と空中放飼場がロープでつながれており、オランウータンが長い腕でブラキエーションする姿が観察できます。
飼育員さんが空中放飼場の下に餌を置きました。しかし、すぐに移動しません。何がきっかけか、飼育員さんに促されたようにも見えました。しばらくたってゆっくり腰を上げて移動し始めました。動き始めると途中休むこともなく、丸太を上り、空中高さ10メートルもあるロープに手をかけ移動(ブラキエーション)していきました。写真の左側にある空中放飼場へ降り、餌を食べました。たくさんの人がオランウータンの動きに注目していました。
オランウータンの向かい側にはテナガザルがいて、こちらも活発に動いていました。これが最初の写真です。
ゴマフアザラシ
室外で泳いでいるゴマフアザラシもいいですが、円筒形の水槽を上下するゴマフアザラシは目と目が合ってなんともかわいい。ペンギンが水中トンネルを泳ぐのもよかったです。頭の上を泳ぐ様子は、ペンギンが空を飛んでいるようです。
シンリンオオカミ
オオカミは近くで見ると、目が鋭く、かなり怖く感じました。近所を散歩している柴犬とは全然違います。追いかけられたら大変です。明治時代には北海道の森に生息していましたが、今は絶滅。飼育しているシンリンオオカミはカナダ産です。となりにはエゾジカがいました。天敵がいなくなりこちらは今でも健在です。
曇り空でお昼でも27℃
この日はずっと曇り空で時折小雨も降りました。札幌より暑くなかったです。行動展示がいたるところに見られ、夏でも動物が生き生きしていました。動物にとってもストレスが少ないのかもしれません。翌週には「夜の動物園」もあり、9時まで開園時間を延長するそうです(2024年は8月10~16日)。
帰りの旭川駅までのバスは、1時間に何本かでているのであまり心配することはありません。
駅の裏手は景色が一変 自然豊かな公園があった
帰りの電車まで時間があったので、旭川駅の裏手にある公園に行きました。かなり広く、川が流れ、野草も植えられていました。さながらビオトープのようです。少し散策して、その後早めの夕食、ラーメンを食べて、特急ライラックに乗りました。