どうなる?異次元の少子化対策
みなさん、こんにちは!
最近マスコミでも、異次元の少子化対策(最近では次元の異なる少子化対策)の話題が出ない日はないですね。今後の国のスケジュールでは、少子化対策案は3月までに作成、それに基づき6月までには予算の概要が発表されるようです。
そんな中、2月20日(月)には、官邸にて岸田総理も参加する第3回こども政策の強化に関する関係府省会議が開催され、私も発表する機会をもらいました。話したポイントは、すべての家庭へと届く子ども・子育て支援が必要との思いで、「本気で、子どもや子育て家庭に対して、社会的に機能補完する体制をつくる」として、以下の5点です。
1.出産前後の学びや交流の場、支援サービスを多様に用意(専門職+地域人材)
2.0歳から就園前の家庭への支援強化
3.ウェルビーイングを高める寄り添い型支援の構築
4.中高生、若者による保育・子育て体験の促進
5.子どもの成育環境・子育て世代の住居支援
5以外は、すでに認定NPO法人びーのびーのとしては実践していることです。提出資料は、以下をご覧ください。
こども政策の強化に関する関係府省会議|内閣官房ホームページ (cas.go.jp)
会議の前日に「奇跡のまち」といわれる岡山県奈義町を視察してきた総理から、私に向けられた質問は、「奈義町では地域住民がサービスの提供者として子育て相談にのったり、こどもを一時的に預かる側に参加して地域を挙げて取り組んでいたが、都会においても、社会がこども・子育てに前向きな雰囲気を持つことがより政策を生かすことにもつながるのではないか、特に、都会において、どこから手を付けるのが効果的なのか」というものでした。
私の方からは、地域のシニアボランティアが子育て支援の場に参加することで、子どもたちは地域の人たちへの信頼や社会に対する信頼を育んでいること、シニア世代に子育て支援、保育所等で活躍できる場を研修体制も含めてこれまで以上に用意すること、ボランティアや有償のヘルパーや預かりの仕組みづくりがあれば都会でも可能であること、中学生の赤ちゃんとのふれあい体験授業等をすべての中学校で実現してほしい、つまり全世代をあげて、子どもと子育て家庭に関わる人を増やすことで、子どもや子育て家庭に安心と信頼を提供することが大事であるということをお話ししました。
総理からは、子育てに前向きに思っていただけるとともに、子育てを社会が応援するようなパッケージを示していきたいとの言葉が最後にありました。
期待とともに、私たちもしっかりコミットしていきましょう!
理事長 奥山