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私が中国語と韓国語の学習を続けた理由

ビントウ(@bing_tou)です。

私はこれまで大学生活と社会人生活を送りながら、中国語と韓国語の公的試験の最上級レベルであるHSK6級、TOPIK6級を取得しています。

中国語と韓国語の世界、いわゆる漢字文化圏の魅力を伝えるべく、これまでの経験や日々発見することなどをまとめていきたいのですが、まずは自分がどんなきっかけ&思いで勉強をしてきたのかをまとめたいと思います。

日本語が母語の方であれば時間の積み重ねと工夫次第で誰でも到達できるので、学習している方の励みになれば幸いです👍

1. 勉強のきっかけ

まずは何故勉強をしようと思ったのかについて。
結論から言うと、元々中国のスケール感に強い憧れがあった&大学の寮生活で韓国人の友達ができたから、です。

そして、なぜ続けられたのか。
これは「語学を勉強する時間」が自分がこれまで抱えてきた「コンプレックスを拭える時間」になったからです。

元々私は小さな頃から中国に対して強い興味があり、高校2年生の時に観た「北京オリンピック」でスケールに衝撃を受け、高校を卒業したら絶対に中国語を勉強しようと決めていました。

韓国語に関しては、当時流行っていた東方神起や少女時代にハマる事もなく、自分が大学生になって韓国語を勉強するようになるとは思っていませんでした。

■中国語学習スタート
そんなこんなで大学生になり、意気揚々と中国語の授業を選択します。

しかし、発音練習があまりにも退屈で早々に挫折し、勉強自体しなくなってしまいました。あんなに意気込んでいたのに自分でも衝撃です。当時は発音や声調がなんの役に立つか理解できず、ただただ苦痛だったのです・・・

■韓国語との出会い
そんな中、寮生活を通して多くの韓国人の友人ができました。
韓国語で自己紹介したらみんな驚いてくれるかな?というちょっとした気持ちで勉強してみると・・、ハングルの美しい規則性や日本語とよく似た文法構造に感動し、どんどんハマるようになりました。

日に日に言葉を吸収してコミュニケーションをするたのしさ、自分の世界が広がる感覚、日本語のフィルターを通さずに見る世界の新鮮さをはじめて教えてくれたのが韓国語でした。

この体験がなければのちの中国語さえ諦めていたかもしれません。

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2. 「語学学習」は私にとっての避難場所になった

当時大学生の私にとって韓国語を勉強する時間は、「未来に向かっている感覚」を感じることできる唯一の時間でした。いわば「避難場所」です。

私は以前から「自分の世界を広げること」に対して執着がありました。
これについては、私の生まれ育ちに遡りたいと思います。

■生い立ちの話
私は小学校低学年から母子家庭で育ってきました。その上、車に乗ってコンビニに行くような田舎育ち。ただでさえ機会の少ない場所なのに、金銭的にも苦しいときて、多感な時期の私にとっては絶望そのものでした。塾にも通ってないし、大学の学費を用意できるのか問題もありました。

結果的に、地元の国立大+寮生活という超経済的プランで大学生になることができました。

当時は周りの友達が新生活に心を躍らせ物件探しに浮かれる中、寮生活を余儀なくされ、この頃は本当に夜になるとベッドで泣いてました。笑(その寮生活が韓国語の勉強に繋がるなんて・・!)

大学生になってからも月120時間程度バイトをしており、そこそこの苦学生をしておりました。ひがみも強くて、卒業旅行でヨーロッパに行く系の友達が一人もいなかった・・

脱線しました。

今でこそ笑い話にできますが、10代〜20代前半は何をするにも嫉妬・劣等感がつきまとって悪循環に陥るどうしようもない状況だったのです。

「世の中不公平すぎる!!!!」

こんな田舎で、学生なのに自分の生活に必死で、こんな人生は絶対に変えてやりたいと思っていました。とにかくお金や機会のせいにせず、自分の世界を広げたかったのです。

そんな中出会った韓国語の学習は、「スタートラインが平等・お金がかからない・人と比べなくていい・学んだ分だけすぐに世界が広がる」、劣等感を忘れられる時間になりました。

韓国語の経験があったからこそ、当初の目標であった中国語学習に立ち返り、今度は挫折せずに学習を続けることができました。

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3. 勉強を通して私が得たもの

今回は学習のきっかけの話なので、HSK,TOPIK6級取得までのエピソードは割愛しますが、私が一番得られたものは「日本語以外のフィルターを通して見える世界」です。それは語学を使う仕事かもしれないし、現地の友人ができることかもしれないし、日本以外の文化との触れ合いかもかもしないし、得られるものは人それぞれ違うと思います。私の場合は外国語が自分の世界を広げてくれました。

私にとっては日本語も、中国語も、韓国語も、それぞれが繋がっていて、いつでも頭の中でアクセスすることができる暖かい文化圏のようなイメージです。これが頭の中にあるのとないのとでは、見える世界、日々の発見量が格段に違うと感じます。

6級を取ってもネイティブにはなれませんが、中国語と韓国語のフィルターを通して世界を見る力が確実に得られます。

そのフィルターを通して自分の中の可能性が少しでも広がり、人生にとって少しでもプラスになるなら、学習を思い切り楽しんでみてほしいという強い思いがあるので、まずはこうしてnoteを書くことにしました。

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4. 今後の発信内容について

 私は「いつか立派な大人になって、同じように機会の少なさを感じている人たちのロールモデルになりたい」みたいなことを思ってきた割に、まだまだ実力が伴ってないから・・私よりすごい人がもっといるし・・と発信を躊躇してきました。

が、そんなこと言ってるとキリがないので、まずは今自分が持っているものを全力で提供していこう→中国語&韓国語を習得する道筋なら提供できる!と思い、ここ最近ようやく勇気を出せた背景があります。

私の役割は「完璧は目指さないが、”ある程度のレベル”=6級までは確実に引き上げる」ことだと思っています。

なので、今後は以下をまとめていきたいと思います

・自分が6級を取るまでに知りたかったこと
・今まで試してきた勉強法、道筋
・中国語と韓国語の世界、どちらから勉強する?同時でも大丈夫?
etc..

逆に、超専門的な難しい言葉や、細か〜い発音の練習や、重箱の隅をつつくような文法学習法は提供できません。私自身も全然完璧じゃないですが、暖かい漢字文化圏に日々包まれております。勉強で迷子になっている方がいたら、まずは確実に運用できるレベルに到達させたい。「魚ではなく、魚の釣り方を教える」

長くなってしましましたが、漢字文化圏に興味をお持ちの皆さまこれから何卒よろしくお願いいたしますm(_ _)m

ここまで読んでいただきありがとうございました。

Twitter:@bing_tou

最後まで読んでいただきありがとうございます!!!!いい一日になりますように!