【検定のススメ】試験勉強に全てを捧げて最短で初級を突破する
ビントウ(@bing_tou)です。
今回は初級レベルの語学学習における検定取得、試験勉強の重要性についてまとめてみます。
初級の頃こそ色々な勉強に手を出すのではなく、試験勉強に全てを捧げて最短で初級を卒業しようという趣旨なので、なかなか中級レベルにたどり着けず悩んでいる方などの参考になれば幸いです。
はじめに(私の場合)
■韓国語(2011年開始)
ハングル検定3級→TOPIK中級(4級)→TOPIK高級(5級)→TOPIKII(6級)の順番で受験&取得
■中国語(2014年再開)
HSK4級→HSK5級→HSK6級の順番で受験&取得
どちらの言語も一番最初の試験までは6ヶ月程度かかりました。
振り返ってみると一番最初の初級レベル期間は試験勉強「だけ」に集中したことで、挫折せず最短で初級から抜け出せた実感があります。
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初級レベルを「最短で終わらせる」ことの大切さ
中国語韓国語両方に共通して言えますが、一番手探り感が強く何をどう勉強していくか計画を立てることが難しい時期は初級です。
韓国語でいうとハングルは読めるようになったが自力で活用ができない状態、中国語でいうとピンインが読めるようになったが単語をどう並べていいか分からない状態が初級のイメージでしょうか。
ここを抜けるとこれまで学習してきたことがどんどん繋がるようになり楽しくなってくるのですが、手当たり次第勉強するだけでは範囲が広大すぎて抜け出すのが難しいです。
だからこそ範囲があらかじめ決まっている検定の試験範囲をとにかく勉強することを強くすすめます!!!
初級の世界を彷徨い続けるのは、いわば浮き輪をつけたまま浅いプールで練習し続けている状態。これではいつまで経っても海に飛び出すことはできませんし、初級のまま中断するとまた初めからやり直しです。まずは最短で浮き輪を外し(初級卒業)、もっと大きなプール(次のレベル)で練習することが重要です。
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とにかく試験勉強すべし!(受けるべき級)
範囲が予め定まっている試験勉強を活用して初級を突破すべし!私の主張なのですが、
レベル的には韓国語の場合は「ハングル検定3級」、中国語の場合は「HSK4級」が適切だと思います。
どちらも初級<<中級の壁があると言われている級で、頑張らないと受からない級からいきなり始めるがポイントです。
韓国語の場合はTOPIK1,2がありますが1だと物足りず、2だと上級レベルが含まれてしまうためハングル検定3級をはじめに受けるべき級としてあげていますが、ハングル検定3級に合格した後はTOPIK2に移行して4級を目指すと良いと思います。
HSKの場合は4級合格したらそのまま5級へ。負荷は一気に上がりますが、4級の下地があれば問題ないです。
正直これ以下のレベルだと日本語話者の場合はちょっと頑張れば受かります。ちょっと頑張ったくらいでは浮き輪は外せません。その受験料で文法書や過去問題集を買いましょう。
■具体的な勉強法
基本的には試験勉強は文法書1冊+過去問でOKです。試験勉強期間は2〜3ヶ月が理想。
■試験勉強の進め方
過去問を解く
(最新過去問のpdfデータが配布されている場合もあるのでプリントアウトしておきましょう)
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聞き取れなかった文章を書き出す
分からなかった単語、文法を調べる
(文法書を辞書的に使って腹落ちさせてください。)
↓
繰り返し
(できれば同じ過去問を最低3周して欲しいです。特に外を歩いている時間などはリスニングを繰り返し聞いて情景を頭の中で思い浮かべてください)
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やらなくていい勉強
逆に初級時期にはやらなくていい勉強も多いと思っています。
例えば私が考えるやらなくていい勉強は以下です。
・ドラマ、映画を観る
・ラジオを聴く
・長文(本やニュース記事)を読む
・交流会に参加する
これらは全て素敵な勉強法なのですが、初級段階では不要であり、むしろ効率が下がってしまう恐れがあります。
これらは初級を卒業しているからこそ、もっと理解を深めることができる勉強法です。自分の分からないことが何かも分からない状態で広大な量のインプットをすると、多くが定着しないまま無駄になります。
まずは試験勉強に全力で集中して、初級を脱しましょう。
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まとめ
語学勉強が本当に面白いのは中級以降です・・!
中級になるとネイティブの友人とある程度意思疎通ができるようになるし、ドラマや映画を見ても学んだことのある単語や表現繋がり始めて、さらに表現を覚えるという好循環が生まれます。
語学勉強は楽しいので、あれこれ手を出したくなる気持ちはすごーーーーくわかるのですが、まずは試験勉強をフル活用して最短で初級を卒業し、中級以降の勉強を楽しんでいきましょう💖
それでは!