はしおせち2024 2023/12/31
いよいよおせちを作るぞ、今日は。
スーパーで材料をいくつか買い足して、家にあったカップ麺(カレーうどん)を食べてから取り掛かる。
材料の全容はこんな感じだ。
作る予定のものはコレ。
今年はイトコとイトコ夫と一緒にニューイヤーパーティの予定だ。イトコ夫が外国人なこともあり、2人が日頃食べるものは和風割合が少なめ。万が一おせちが苦手で食べられるものが少ないとつまらないだろうから、パーティおつまみの比重を増やし、おせち本体はわたしが好きなものだけ作ることにする。
ひとつひとつは簡単なものばかりだが、なにせ品数が多いうえ台所は手狭だ。どの順序で進めると効率が良いかタイムラインをじっくり考えて着手する。
早速3品同時進行から開始。先に作って置いておきたいものから着手する。
早速トラブルが発生した。伊達巻を作るのに使うミキサーが動かなくなってしまったのだ。
伊達巻は、たまご、だし、調味料とすりつぶしたはんぺんを混ぜ作った卵液を焼いてつくる。はんぺんをなめらかになるまで粉砕するのにミキサー的なものは欠かせないのだ。どうする……?うちの極小すり鉢でやり過ごすか、以前より購入を検討していたハンドブレンダー、買っちゃうか……??いや今から……?
いったん考えるより前に進もうと放置し、別の料理に取り掛かることに。うっすら検討しながら作業を進めよう。
煮豚をグツグツやる間に、人参と大根を千切りにして塩をふり置いておく。牡蠣を煮る調味料を小鍋で温め、塩水でよく洗った牡蠣と千切り生姜を入れて落しブタ10分。煮豚が完成し空いた火口で小鍋に湯を沸かしておこう。お煮しめに入れるこんにゃくの下茹で用のお湯だ。手綱こんにゃくをせっせとこしらえる。お湯が沸くまでになんとか終わらせたいから網スピードで切って、切り込み入れて、クルッと返す。
牡蠣が煮上がったのでコンロから下ろして置いておく。さぁ空いたところに大鍋!お煮しめつくるぞー!材料をわっせわっせと切っていかねば。
と、ここで早速疲れてきた。もういいか、と今日まであたためておいた(正確には冷蔵庫で冷やしておいた)とっておきのクラフトビールを出してプシュ。飲んじゃえ!あははー!
もくもくと材料をカットしながらちびちび飲む。包丁を使う作業は結構好きだ。すべての個体がなるべく同じ大きさ、体積になるようイメージして刃を下ろす。いまだに刃物を持つと肩に力が入ってしまうクセがあり、あまりうまく刃物を扱えていないなと思う。けど、きれいなまな板の上で刃でリズムを刻むのは小気味良くて爽快だ。
切り揃えた材料を炒め、だしと調味料で煮ていく。その間に横では先の大根・ニンジンの水気を絞り味つけし、たたきゴボウ、きんとんの準備を進める。合間に洗い物や休憩をはさみつつ、ピクルス、ポテトサラダ、ツナのリエット、元日の朝につくるお雑煮具材の準備などドカドカ進めた。もう夕方だ。
ここで、ふと思いついてミキサーのスイッチに触れてみた。なんか、復活したりしないかな。すると、「……ンゴゴゴゴゴ……ガガガ」と、不規則ではあるが動いた!なんということでしょう!こりゃー動くうちにとスイッチを入れたままにする。安定して動いてはいないものの、なんとかはんぺんの大きな塊はいなくなる位には役目を果たしてくれた。ありがとう、ありがとう……!!!残った小さな粒はすり鉢ですって事なきを得た。
わたしはおせちの中で伊達巻が一番好きなのだ。手づくりと市販品両方用意するくらい、好きなのだ。(伊達巻は手づくりと市販品は別の食べ物だと思っている)なんとか今年の元日にも食べられそうだ。心からホッとした。
料理中にする味見は、結構おなかを膨れさせる。はっきりしたお夕飯は食べずにそのまま年越しそばの準備に移ることにした。
21:30近くなると、イトコとイトコ夫が我が家にやってきた。
昨日USJで遊びまくった影響で疲れ果て、今日はホテルでのんびりしていたらしい。なんか優雅だな。
2人はウインタースポーツが好きで、年末年始は地方に滑りに行っていることがほとんどだ。そのため、いかにも日本なお正月というのはほぼ未体験らしい。(特にイトコ夫)ならばとテレビは紅白歌合戦。早速作ったポテトサラダをつまみに瓶ビールをちびちびやり、年越しそばが茹だるまでを過ごす。大鍋でそばを茹で、つゆを温め、海老天をこんがりさせる。
我が家は2口コンロでトースターが無いので、この3点を同時進行するのがちょっとしんどい。台所機能の充実欲が日に日に高まる今日この頃だ。
紅白歌合戦ではブラックビスケッツとポケットビスケッツが復活していた。大流行りしたあの当時、小学5年生だったろうか。わたしはブラックビスケッツ派でビビアン・スーにあこがれていた。Timing~タイミング~のダンスと歌を覚えて、母相手にお披露目会まで実施した記憶がある。元気な姿が見られて嬉しいな。スコットランド人のイトコ夫はなぜかこの曲を知っていた。
無事2024年を迎えた。「はっぴーにゅーいやー!」「Haapy newyear!!」「Yeah--! Happy newyear!!!」口々に祝って乾杯して楽しんだ。
2024年の年末にはスコットランド里帰りするそうで、一緒に行かないか、と誘ってくれた。もちろん行きたい。今から楽しみである。
しばらくして2人はホテルに戻っていき、わたしは部屋にまたひとりになり、ポツンとした気持ちになる。ちょっと淋しいなと思いながら就寝した。
今日の反省
今年はなんだかバタバタしていて、100円ローソンのおせち争奪戦にガッツリ敗北してしまったのが反省点だ。もう少し手軽に豪華にできただろうに、悔やまれる。