【神奈川のこと72】銀婚式(鎌倉市/カトリック雪ノ下教会~鎌倉プリンスホテル)
令和3年(2021年)11月30日で、結婚25周年となった。
よって、これを書く。
平成8年(1996年)11月30日に挙式。
式は、幼児洗礼を授かったカトリック雪ノ下教会、そして披露宴は、当時できたばかりの、鎌倉プリンスホテルで行った。
快晴の土曜。
土曜の朝9時に、親戚や友人を鎌倉くんだりまで呼び寄せたことは、今思うとぞっとするほど恐縮な話である。
厳かなるカトリックミサ形式の結婚式が終わり、外に出ると、段葛(だんかずら)を歩く観光客からも祝福の歓声が上がった。
なかなか気持ちの良い瞬間であった。
教会から披露宴を行うホテルまでは、当時の愛車であった真っ赤なユーノスロードスターのボンネットに”JUST MARRIED!!”と記し、風船やら何やら色々とくっつけて、若宮大路と国道134号線を走った。
この時も、周囲の車のドライバーや同乗者から、拍手が贈られた。
「やったぜ」という気分であった。
披露宴では、中学時代の恩師、川端先生が、ギターの弾き語りで「乾杯」を歌ってくれた。多感な時期を肯定的に過ごすことができたことは、この先生のお陰であった。その歌声は深く心に響いた。
フィナーレは、弟と一緒にギターを弾き、父親もステージに上げて、”Stand by Me”を歌った。会場はスタンディングオベーションとなった。
その後の二次会は、本牧の会場まで、当時所属していた野球チーム、天王町ドージョーズの先輩、N野さんの運転する、でっかいアメ車で送ってもらった。グラミー賞を受賞する俳優の気分であった。
こうして、主役の一日は終わった。
あれから25年。
当然ながら、良いことばかりではなかったのだが、まあ、総じて幸せと言えるであろう。
まあ、これ以上ないほどのと付け加えてもいいだろう。
あと25年もまたよろしくと言っておこう。