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初めまして、美術回路です。
初めまして。私たち「美術回路」は、現代アートがビジネスにもたらす効果をリサーチし、企業や組織にアートを導入していくプロジェクトチームです。メンバーにはビジネスパーソンやアーティストはもちろん、大学の先生やギャラリストなど、多様な人々が集まっています。
メンバーに共通して言えるのは、現代アートが好きだということ。アートマネジメントを学ぶために大学院に入り、コレクターが作品を買うモチベーションについて修士論文にまとめた人もいれば、海外の芸術祭の運営チームに取材に行き、地域芸術祭の起源について生の声を聞いた人もいます。
アート・市民・行政の対話。ミュンスター彫刻プロジェクトに学ぶ、地域とアートの関係
そんな私たち美術回路が行っているのは、美術館のプロジェクトから、アート×ビジネスの事例研究まで多岐にわたります。
例えば、東京都現代美術館で、作品の前に立つと作家の解説が流れるインタラクティブなアプリをつくったり、
▶︎東京都現代美術館「ガブリエル・オロスコ展」
アートとビジネスの関係について講演を行ったりしています。
▶︎様々な企業や、アート関係者が集まった
アート・イン・ビジネスの時代へ。
美術回路は2019年12月、現代アートの本を出版しました。タイトルは『アート・イン・ビジネス』(有斐閣)。「美意識」や「アート思考」への注目が高まる中で、私たちは「アートをビジネスでいかに実践するか?」に焦点を当てました。
そこで、アクセンチュア、ヤマハ、寺田倉庫、マネックス、スマイルズなどへの取材を通じて、アートをビジネスに活かす実践法を、初めて体系化しています。
アートは教養から、実践の時代へ。正解のない時代を生き抜くための、新たなビジネスのあり方を紹介します!
▶︎表紙:アーティストの磯谷博史氏(青山目黒に所属)が、本書のためにオリジナル作品を制作