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会社売却、その先に…

最終契約、着金も完了。その後、見えてくる会社の景色が大きく変わった。店舗も、社有車も、事務所の社長室のデスクも、社員も、何もかも、自分のものでは無くなった感覚。そりゃ売却したのだから当たり前だ。しかしそれを受け入れるまで心に時間がかかった。1年くらい燃え尽き症候群であった。あの時は全く使いものにならない社長でしたね。そんな状況の中、友人に同じ業界でイグジットされた方をご紹介いただいた。その彼もそのまま残って社長をやっていた。彼もやはり1年くらいは燃え尽き症候群、しかしそこから会社を見方を変えたと。どのように変えたかと言うとオーナー経営者では気付けない、一歩引いて会社を客観的に見る視点。これが重要なんだと教えて頂いた。それから僕もその視点で見れるようになり、かなり視野が広がってきた。会社だけでなく自分自身を客観的に見れるようになった。会社の事、自分の資産運用の事、趣味の事、イグジット仲間との繋がり、新規事業の事、この経験の次世代(後輩経営者や子供たち)への継承、いろいろな事を様々な角度で見れるようになってきた。そして行き着いた答えは、今までは◯◯株式会社のビーサン社長であったが、ここからの人生は個人としてどうあるべきか?人生の中に仕事、家族、趣味、友人があり、会社=自分の人生からは卒業し、そして人生の後半戦をどう豊かに、優雅に、自由に、生きていくか?将来のビジョンも、これからやりたい事も明確にいくつも浮かんでくるようになってきた。この将来のビジョンはM&Aで会社を売却し、経済的自由を手に入れ、重たい荷物を下ろさなければ到底叶うような夢ではない。今はその準備を少しずつ進めている。もしかしたらもう整ったのかもしれない。僕がこれから歩みたい目標とする人生ついてはまたいずれ書きたいと思います。

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