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扁平足 part3

✅Deep Learning!    ☝️Clinical Experiences!

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✅歩行時、TStには下腿三頭筋の活動が高まることから、踵骨に対して底屈方向の力が加わります。この力はアーチを下げる方向に働きますが、足底腱膜が緊張することから結果的にウィンドラス効果が高まります。荷重により足部アーチを低下させる力が加わりますが、これらの相互作用によりアーチの低下を防ぐことができます。

☝️扁平足に対してタオルギャザーを行うことは多いですが、思ったような反応が得られないことも多く経験します。そんな時は足部回外の可動性が低下していることや下腿三頭筋の筋力低下によりTStの蹴り出しが不十分になっている印象です。踵骨の底屈…と考えたことはなかったですが、裏付けがあると納得できます。

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✅シンスプリントは脛骨過労性骨膜炎と言います。文字通り、過労により発症し、悪化すると疲労骨折を起こしたりすることもあります。後内側の筋(後脛骨筋・長趾屈筋など)に起因したものでは“蹴り出し“、前内側の筋(前脛骨筋・長趾伸筋など)に起因したものでは“踏み込み”の際に痛みを感じることが多いと言われています。

 後脛骨筋と長腓骨筋はその交差部分でクロスサポートメカニズムにより足部アーチの保持に貢献しています。扁平足ではこれらの機能が低下していることが多いです。

☝️扁平足により荷重時にアーチが下がっているということは後脛骨筋や長趾屈筋には常に伸張ストレスがかかることになります。それにより骨膜が刺激され、シンスプリントが生じてもなんら不思議ではありません。

 実際にシンスプリントの学生を経験したことがありますが、その子も扁平足でした。扁平足の原因として足関節・足部可動性低下に加え後脛骨筋の機能不全が挙げられたので介入したところ、良好な結果を得ることができました。扁平足の原因を見つけ出し、的確な介入をする重要性を感じました。

 また、体外衝撃波治療の有効性も報告されているようです。足底腱膜炎以外への適応は自由診療で、当院でもシンスプリントへ適応したことはありませんが、足底腱膜炎に対する効果が高いことからも興味深いです。

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