見出し画像

扁平足 part2

ご覧いただきありがとうございます。

記事の最後では日本一気軽に臨床相談ができる"Locomotorium"への参加方法をご案内しています。

気軽に臨床相談をしたい…という方はぜひご参加ください!

✅Deep Learning!    ☝️Clinical Experiences!

画像1

画像3

後脛骨筋

・起始:脛骨後内側、骨間膜、腓骨

・停止:舟状骨粗面、楔状骨、第2-4趾中足骨

・作用:足関節底屈、足関節内反

・支配神経:脛骨神経(L5-S1)

 荷重時に内側縦アーチを支えるためには静的支持組織だけでは不十分で後脛骨筋の収縮が必要不可欠と報告されています(神谷ら  2012)。

 また、歩行時にはLRにおける距骨下関節外返しの制動、TStにおける距骨下関節内返しを担うことでアーチ保持だけでなく足部剛性を調整しています。

☝️扁平足=タオルギャザーと思っているセラピストも少なくないと思います。もちろん足部内在筋を狙ってのタオルギャザーは有効かと思いますが、後脛骨筋に対してのアプローチはより効果的だということを実感しています。トレーニングとしては足部内転位でのカーフレイズや内果下方にテニスボールを挟んでのカーフレイズが効果的だと思います。

画像4

✅扁平足の原因としての後脛骨筋の機能不全について多くの報告がされています。後脛骨筋は内果後方から直角に角度が変化し、舟状骨へ走行しているため、血流が乏しく、腱組織の退行変性が生じやすいと言われています。

 後脛骨筋の機能不全が生じると

LRにおける距骨下関節外返しの制動が不十分

アキレス腱が距骨の運動軸の外側を走行

下腿三頭筋が距骨下関節外返しに作用

扁平足

という流れで偏平足を助長してしまいます。

また、TStの距骨下関節内返しが減少することで足部の剛性も低下してしまいます。

☝️時々、長腓骨筋を狙った踵骨回内位でのカーフレイズが上手く行えるにも関わらず長腓骨筋の収縮を十分に感じられない方に出会うことがあります。

 そんな方の足部を評価してみると扁平足であることが多いです。アライメント変化により長腓骨筋を収縮させなくても下腿三頭筋の収縮により距骨下関節外返しが起きていると考えられます。この場合は長腓骨筋のトレーニングをしているつもりができていないだけではなく、アライメント変化を助長してということになるので注意する必要があります。


購入者限定Facebookグループ「Locomotorium」への参加方法

1、下記の招待リンクをクリックしてください。

https://fb.me/g/cadHtcA0v/v2KKwd8X

2、リンクが有効期限切れの場合はTwitterからDMしていただければ招待リンクを送らせていただきます。

それでは「Locomotorium」でお会いできるのを楽しみにしています😊

いいなと思ったら応援しよう!