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バンドをやっていた私がDTMを始めて1年半で辿り着いたこと
コロナ禍になってセッションやバンドなどができなくなって、何か音楽的なことをやろうと思って始めたのがDTMでした。
セッションに出てバンドもやるようになって10年以上。演奏した曲は100曲に達したのか解りません。
それだけインプットをしたためか、作曲をやってみたらできました。勿論クオリティは初心者ですが。でも解らないなりに試行錯誤して、アジャイルのごとく作っては振り返ることを繰り返してきました。だいぶ慣れてきて、自分のスタイルを確立する時期に来たかなと思っています。
そんなわけで、バンドの人がDTMで自分のスタイルを追求したらこうなったというまとめです。
バンドをやっていた人だからできることって何?
ボーカロイドが普及した今、バンドやセッション、楽器などを経験せずにDTMを始める人は少なくないと思います。
私はいきなりDTMから入ったわけではないので、他のDTMerやボカロPとは違う可能性もあります。
セッションやバンドをやってきた人間としては、バンドサウンドというスタイルが一つありだと思っています。
つまりドラム、ベース、ギター2人、キーボードというバンドによくある構成ですね。キーボードは2パートで作っています。これは単に自分がキーボード2人でやりたいからです。未だかつて3回くらいしかやったことがないですが。キーボーディストはとても少ないのです。
よって私が毎回やっている構成は、ドラム、ベース、ギター×2、キーボード×2となります。ドラムとベースは中央、左右にはギターとキーボードを1つずつ配置しています。
更に私が使っているYAMAHAのMODXは最大16音色を同時に鳴らせます。最近はキーボードパートは複数の音色を重ねています(最初の頃はそういうやり方をしていない)。他のシンセだとどうなのかは知りません。
最近はギター1とキーボード1が聴かせるパート、ギター2とキーボード2がコードで厚みを出すパートにしています。最初の頃は何となくそれらしい雰囲気が出るアレンジになってればいいかなと思ってましたが、それだとどこかで聴いたことがあるどこにでもありそうな曲になってしまうのです。
6ピースバンドでしかもMODXは音がかなり分厚いという特徴があります。よってかなりやかましい曲が出来上がります。やかましさは割と自信があります。やかましければいいわけではありませんが、バンドサウンドならではの個性ですね。
だから勢いがある曲や明るい曲を作る分にはいいと思います。逆にしっとりした曲やバラードのようなじっくり聴かせる曲は相性が悪いかもしれません。
またバンドをやってたとはいえ上モノが得意なキーボーディストであり、リズムは苦手です。ギターもコード弾きよりはメロディっぽいフレーズやリフ、ソロが好きです。それゆえジャズなんかは作れそうにないなと思います。
ギターをやるキーボーディストだからできることって何?
私はキーボーディストなのですが、ギターも持っています。たまに弾いていますし、セッションでギターを弾いたこともあります。初セッションはギターとキーボードの両方で参加しました。
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DTMにおいて、ギターもキーボードもやっているメリットは何でしょう?キーボーディストの少なさを考えると、両方できる人はかなり少ないはずです。何かしら活かした方がいいと考えました。
そして辿り着いたのが、先ほども書いたギター1とキーボード1を聴かせるパートにするという方法です。両方ワンセットのフレーズを考えてやればいいのです。
この辺の曲はかなり意識して作っています。ディストーションギターとキーボードのコンビネーションです。勿論クオリティはまだまだ初心者レベルですが。
そういえばギターと言えばリフがよく使われます。リフはイントロ~Aメロのバッキングに使えるので便利です。リフ作りはギターをやっている人の強みでしょう。こちらも勿論クオリティは初心者レベルです。
下手なのは初心者だから当たり前であり、下手だからやらないでは前進しません。だから作り続けて行きます。
バンドの人だから機械的なボーカルよりも人間的なボーカルが好き
ボーカリストじゃないので、ボーカルはもちろんボーカロイドを使うことになります。しかしセッションやバンドをやっていた人としては、機械的なボーカルよりも人間的なボーカルの方が好きです。
幸いにも最近はSynthesizer Vという製品がありますし、ボーカロイドもAI化しました。ボーカロイドのAIを使ってみた感想はこちらに書いています。
どういうボーカルが好きかは好みです。ボーカロイドのキャラクターだって沢山いますし。私の場合はバンドに合いそうという観点でGUMIを選びました。
GUMIはボーカロイドの中ではかなり人間的な歌い方をしますし、バンドに合いやすいちょうどよい感じの声質や厚みです。巡音ルカも持っていますが、バンドサウンドに使うにはちょっと細いかなと感じます。
なんでこんなこと書いているのか?
そもそもなんでこんなことを書こうかと思ったかと言えば、自分のスタイルとか個性を明確にしないと差別化できないからです。差別化できないとその他大勢だからです。
せっかく作るなら誰でもやってそうでどこにでもある曲よりも、自分だから作れる曲を作りたいじゃないですか?私が作れる曲はまだまだどこにでもあるJ-POPといった感じですが、そのうち自分ならではの曲を作りたいなと。
それに自分のスタイルを追求すればブランディングの勉強になりますし、マーケティングにもつなげられます。せっかくオリジナル曲をやるのですから、勉強にもつなげたいと思うのです。
しかし現実はとても厳しいです。曲を作るスキルを上げつつも、宣伝も勉強しなければ再生されません。とはいえ再生数が目的だと苦しくなるばかりなので、まずは作ることを自分自身が楽しむことが大事ですね。趣味で苦しんでは本末転倒です。
終わりに
自分ならではのスタイルとか個性を考え出して思ったのですが、他のDTMerのこだわりなども記事を通して読みたいなと思います。noteにならDTMerの記事も上がってきますし、作曲に疲れたときに読むのもいいかなと。
何事も、特に趣味の世界は人それぞれのこだわりや個性があると思います。そういうのを見ていくのも面白そうですし。
また何か思いついたら書こうと思います。
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