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発酵で遊ぼ! その9.生ゴミコンポスト(上)・段ボール箱でコンポスト


今朝、久しぶりに、バナナ生姜コンブチャの瓶を日に透かして見たら、
コンブチャ本体の大瓶の、水面をピッタリ覆うような、
しっかりした層になったスコビーではありませんが、
ふわふわと頼りないものが浮かんでいました。
なんというか・・・・エクトプラズム?

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冬の間、コンブチャの発酵を止めておくためには、別容器に入れて冷蔵しておくのですが、我が家のものは少し成長しすぎて、それができません。
寒い台所に、ほんの少しのコンブチャ液と共に、ジャーに入れて紙蓋をした上で放置ですが、どうも私の目を盗んで、ひっそりと増えていっていたようです。

ワインのボトルの方に分けておいたニ次発酵のものも、ここまで放置しておいたら、「お猿のお酒」か、「酢」になっているかと思ったのですが、エクトプラズムを避けてグラスに注ぎ、炭酸水を注いで思い切って飲んでみたら、酸っぱさはきつかったですが、普通に飲むことができました。
いよいよコンブチャをガブ飲みする季節になりましたね。


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ちなみにうちの次女は、大の「アンチ菌類」で、茸は一切食べません。
「ただいま〜・・って、茸料理したっ?!」と玄関で叫ぶほど、
茸の匂いには敏感です。
菌類にしても、発酵食品にしても、育ち、発展していくからこそ良いのに。
残念な娘です。

さて、今日は、食べる方ではない発酵について。

今朝思い切って、大失敗したままどうするべきか悩んでいた、
生ゴミコンポストバケツの中身を捨てました。
去年の12月30日に嫌気性菌様御一行仕様として、
密閉式のコンポストバケツを買ったのですが、
4ヶ月かけて全然発酵しなかったため、さすがに諦めました。
我が家の庭は、全然シャベルが立たない硬さなので、
穴を掘って埋めることもできません。
仕方がないので、抜いた雑草と一緒に、少しずつ捨てています。
独特の酸っぱい臭いのある失敗作を、どさっとゴミ袋に詰めて捨てたら
やっぱり顰蹙ものだと思いましたので。
ああ、徒労感(詳細はまた明日・・)

近所の農家の方などは、立派なコンポストを地面に生け込み、
刈った草や 食べない野菜などもどんどん放り込み、立派に発酵させています。
それができたらどんなにいいでしょう。



というわけで今日と明日は、
生ゴミコンポストの成功と失敗について書かせていただきます。


昔、畑塾に通っていた頃、「ダンボールコンポスト」講座を受けました。

これは何かというと、段ボール箱の中で生ゴミを発酵させて、
肥料にするものです。
肥料も得られ、ゴミも減らせるし、一石二鳥です。

やりかたですが、トップ写真のようなスターターキットも市販されていますが、しっかりした段ボール箱を用いれば、手作りができます。
ダンボールが二重になっているものが一番いいです。
それに、虫が入り込むのを防ぐために、布テープで目貼りをします。

腐葉土や籾殻燻炭(もみがらくんたん)、バーミキュライト、
ぬかなどを混ぜたものを作り、段ボール箱八分目ほどをそれで満たします。

その日に出た生ゴミを、できるだけ細かく刻むなどしてある程度乾かし、
真ん中に穴を掘って、少しずつ投入していくだけです。

箱が湿ってはいけないので、真ん中の穴にゴミを入れながら、
少しずつ周囲に混ぜ込んでいきます。

玉ねぎの皮・卵の殻など、土に還りにくそうなものは避けます。

後に肥料として使う予定の人は、塩分がいけませんので、
煮汁などは入れません。

しかし、魚の骨、食べ残しの肉、古い油脂なども、
発酵を進ませるためにたまに入れると良いとも言われています。

ただし、「腐った動物性タンパク質」はいけないということです。

入れる生ゴミは、乾かしすぎても、水分がありすぎてもいけませんし、
欲張ってどんどん入れてしまっても うまくいきません。

全て、発酵菌との相談と細かい折衝のうちに、粛々と進めていきます。

たとえ、水アブなどの害虫に産卵されても、退治のしようはあるし、
蓋を開けてそこにそのお姿を見たとしても、そこで

ぎゃぁぁぁ〜〜〜っ!😱

となって、慌てて中断したりしなくても大丈夫です。
シャベルですくって外に出て行っていただいてもいいし、
発酵で温度が上がれば、自然にいなくなります。

けれど、蓋を開けたらそこにあの皆様が・・というのは避けたいものです。
なので、ゴミを投入したらなるべくすぐに蓋を被せ、
その上からエラスティック素材のカバーをきっちりかけます。
Tシャツなどで手作りもできます。

いよいよ生ゴミが発酵を始めると、冬でも少しずつ温度が上がっていきます。
寒い冬の戸外に待っている生ゴミコンポストの箱を開けますと、
元気に湯気をあげ始めたりします。

そのコンポストに温度計を差し込み、
赤い部分がゆっくりと目盛を上がっていく様子は、
日課になっていても、やっぱりにわくわくさせられました。
今日は何度まで行くのだろうと、楽しみでたまりません。
私の場合は、最高で45度ぐらいまで、いきました。

段々にいい具合に発酵が進み、最後の方にはサラサラとした部分も増えていき、日陰の山道の、湿った落ち葉を踏んでいくときのような、
独特の良い香りさえしてきました。

しばらく楽しみましたが、帰省するときに中断したか、箱の方が古くなったかして、いつのまにかやらなくなってしまいました。

ビギナーズラックでうまくいきましたので、またやってみたいと思っていました。

続きます。


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ガラパゴス諸島から来た日本語教師 tamadoca
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