見出し画像

エッセイ155.水耕栽培でわかってきたこと

素人園芸は秋冬野菜から始めるといいそうです。

雑草や虫との闘いがなく、外での作業も楽。
本当にそうです。私は今年は水耕栽培がメインでしたが、室内で育てていても、外から侵入してくる虫にさんざん悩まされました。
年によって違うのですが、今年はハダニ・黄金虫・コバエがすごかった。外でもやる場合はこれに、オンブバッタ・アブラムシ・ナメクジが参加します。虫ではないが、うどんこ病も大敵です。外でやらなかった今年は、ストレス・ミニマムでした。

でも水を使う以上、温かい季節はどうしてもコバエが出ますし。
日光+水=アオコ大発生もあります。
水道水なのに、アオコの種が入っているのか。
水槽も掃除しないとアオコが出るのですが、外から種が降ってくるのではなさそうなので、やっぱり上水道であっても、アオコは混じっているのか。それを毎日私たちは飲んでいるの? とまで考えてしまうとアウトなので、ここまでで😅

アオコや虫と毎日渡り合いながら(あっちはそう思ってないので、独り相撲ですが)、今年工夫したことを、ちょっと書いてみます。
悩みながらも自分で思いついがことがうまくいくと、とても嬉しいものです。



アオコ対策その1 (ハニコさんのアイデア)

これは、最近毎日熟読している、「ハニコログ」のハニコさんのアイデアです。
スタバのプラカップの中に、アルミホイルで包んだ一回り小さいプラカップを入れ、液肥はそちらへ。
根の出てきたスポンジはをカップの蓋の穴にセットして、根っこは小さいカップの液肥へ垂らした形にします。水やりは、蓋を持ち上げて小さいカップへ液肥を足すようにします。
蓋の上のスポンジも、パーライトやハイドロボールで覆って、その部分は水をかけないようにすれば完璧です。
アオコがどろどろしてくると、すごいストレスなので、この方法で救われました。

画像1

ハニコさんには、直接教えを乞い、ココピートやタッパー方式、そのほか、どこでリラックスできるかなどについても、よくよく教えていただいています。本も何冊か読みましたが、数ある水耕栽培ブログの中でも最も素晴らしいです。
ここに紹介させていただきますね。


アオコ対策その2    これは自分でたどりつきました。

プラケースにハイドロボールを3センチぐらいの高さまで入れます。
100均の苗ポットの両側を三角に切ります。それをケースの中に埋め込み、苗ポットの中にもココピートやハイドロボールを入れます。(穴から中身が外に出ないように外側のハイドロボールで抑える感じです)
そこに、種の直播きをするか、発芽発根したスポンジを埋め込みます。
スポンジなら、スポンジを覆うようにハイドロボールを足します。
水やりは、苗ポットではなくて、ケースを満たしたハイドロボールが浸るぐらいにやります。吸い上げて欲しいっていう感じです。外で土に植えるのと同じ感じですね。脇に開けた三角の切れ目から根っこが伸びつつ必死に水を取り入れ、どんどん育ちます。
外に出しているものもあり、それはケースいっぱいに液肥を入れてしまいます。外ならコバエがどんどん来て、旅立っていてもドンマイなのと、水の蒸発が激しいので、すぐ水がなくなるからです。
これのいいところは、コバエはもちろん来ては産卵して赤ちゃんが飛び立ってはいきますが、今までのように、二重底容器の下に悠々と泳ぐニョロニョロくんを見なくて良くなったことです。
あれはきつかった。
どんなに毎日水を換えても、ケース本体の方に液肥を足そうと、ザル部分を持ち上げると、「ちゃ〜す!」って感じで必ずのようにニョロニョロくんは泳いでおられました。あれが見えなくなっただけで上等です。秋になっても、たまに温かい室内で親虫が飛んでいるのですから、いることはいるけど、見ぬもの清し。

茶色のハイドロボールは、多少水がかかってアオコが出ても目立ちません。
私は使い終わると水洗いで根っこや要らないものを洗い落とし、レンジでチンをして、虫の卵とアオコを絶滅させていますので、とてもサステイナブル。
白いパーライトは真緑にアオコまみれになって気が重くなるので、最近はあまり出番がないです。

春から夏にかけての水耕栽培失敗要因は・・

・欲張って大きなケースにたくさん育てたため、水を換えにくく、コバエのコロニーになってしまった。

・ネットかけが不十分な状態で外にだし、ついてしまったハダニを家の中に招き入れて大被害になってしまった。

・2階ならいいかと、ネットをかけずに葉物を窓外に置き、黄金虫に丸坊主にされてしまった。

などです。

やはり、寒くなってからの方が、断然育てやすいです。夏のトマト・ミニトマト・モロヘイヤ・ピーマン・なす・胡瓜は本当に楽しく、魅力ですが、膝を傷めて長いので、しゃがんでの草刈り、芽掻きやお世話がたいへん。虫も大嫌い。日焼けも嫌。なので、秋からの水耕栽培は本当に楽で楽しいです。
これから始めようかという方は、今からでも全然大丈夫なので、お勧めしたいです。

室内のハーブやベビーリーフなら、屋内に陽光が長時間射す今がチャンス。よく育ちます。レタスは高原野菜なので、今が絶好調です。大きな容器が置ける人なら、大きめの蕪も水耕栽培でいけます。

大きなプランターが面倒くさくない人は、大根・じゃがいも・ニンニクもいいですね!

11月に種まきをして、今まで成功したものは。

プランター・地面:蕪・二十日大根・さやえんどう・大根・レタス・キャベツ  
ルッコラ・ベビーリーフ・レタス・二十日大根

水耕栽培:ベビーリーフ・レタス・二十日大根・ルッコラ・バジル・ローズマリー その他のハーブ類

でした。

画像2

ベビーリーフ。
ガス火の近くに置いて、ちょっと溶けてしまったジップロックコンテナにココピートを培地として入れ、直播きしました。時期をずらして4つぐらい作っているので、ちょっと飾りやお弁当に助かっています。
これも、リラックス満開のハニコさんに教えていただきました.


画像3

左上、苗ポットの切れ目から伸びている根っこです。
私の手首に食い込んだ輪ゴムが貧乏くさいですね。
時期をずらして4トレー植えた二十日大根が次々収穫期をむかえました。
まだもう少し・・と思っているとたちまち実割れしてしまうので、ミニサイズのこの子らにとっては、このぐらい出てきた時が収穫期なんだと思うことにして、どんどん食べています。よくある、何もしないでも味がついている「便利で酢」(いやだこのネーミング)みたいなのに1日ドボンと漬けておくと、いい感じにインスタントのピクルスになります。粒胡椒やニンニクなどを入れると複雑な味になるような気がします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!

ガラパゴス諸島から来た日本語教師 tamadoca
サポートしていただけたら、踊りながら喜びます。どうぞよろしくお願いいたします。