Foodies! 142.インスタントポットで根菜
インスタントポットは、とにかく細かく、「鶏料理」「豆料理」など、たくさんのボタンがあります。ヨーグルトのボタンでは、納豆もできたり、「マルチグレイン(雑穀?)」というのもあるし、汁物は「スープ/だし汁」と、「肉料理/シチュー」とあり、スープの方では肉を入れてはいけないのかとか、いろいろ悩んでしまい、使いこなせていません。
「圧力調理」「蒸し料理」「圧力レベル」「再加熱・炒め物」ぐらいしか使っていなかったので、そのうちなんとかしたいなとは思ってきました。
一つだけわかっているのは、レシピ通りで圧力調理をすると、200%の割合で、やわらかくなりすぎること。
失敗もたくさんして、今はやり過ぎにならないように、気をつけています。
直火と違って 、部屋が暑くならないのは本当に助かります。
そこで今日は、やわらかくなり過ぎない方法を考えながら、「スープ/だし汁」機能を使って、ごぼうと鶏肉と蓮根を煮てみました。
圧力鍋は、具材が全部汁に浸っていないといけないということをよく言われます。でもそれをやると出来上がった時に、たぷんたぷんに、おいしい出し汁が余るのは毎度のことです。よっこらしょと内鍋を取り出して、具と汁をざるで濾して分け、汁の方だけを煮詰めることがよくあります。
今日新しいやり方をやってみたので、忘備録で書いておきます。
包丁で皮をゴリゴリこすって取ったごぼうを、厚めの斜め切りにし、ちょっとだけ水にさらしてからインスタントポットの内鍋底に並べ、その上に大きめに切った蓮根を並べました。
ごぼうが浸る量の出し汁と昆布を入れて蓋をし、「スープ・だし汁」モードで2分加熱しました。どのモードでも加圧しますので、短い時間から始めてみようと思ったものです。
2分後にピーピー呼ばれるので、ここで強制圧抜きをして、全体をざくっとまぜて上下を入れ替え、もう一度1分加圧します。
それからまた強制圧抜きをして、具は一回外に出します。
その同じ出し汁に、鶏もも肉の大きめカットを皮を上に並べ、蓋をして2分加圧〜
強制圧抜き〜蓋を開けて肉をひっくり返し、また1分圧力加圧。
蓋を開けてから、ごぼうと蓮根を戻し、醤油、ラカントS、生姜を入れてぐるぐるスパチェラでかき混ぜる。
ちょっと食べてみて肉も根菜もまだまだ固かったですが、一旦休ませます。
煮物は普通は、美味しい味を煮ながら入れていくのだと思いますが、今日は火を通すのは出しを、薄味にしておいて、仕上げに味を絡めるようにしました。
食べる前に「再加熱」ボタンで温めるとき、照りが出るまで、ぐるりぐるりと底の方から返します。鶏肉から皮が外れたり、返しているうちに崩れるということもありませんでした。
私の好きな、歯応えのある根菜・しっかり噛み締められる鶏もも肉になりました。
インスタントポットは、
「放っておいて上手にできてしまう」
「家に帰ったら出来ている、料理が待っている」
というのがいいところなので、こんなにちょこまかやるのは邪道だと思います。
でも、暑いのが嫌、加圧しすぎて肉がほろほろになるのも苦手なので、面倒臭いのは大丈夫でした。
本当は人参とこんにゃくが欲しかったのですが、夕方まで台風10号による大雨がすごくて、買い物に行く気になれなかったので、なしで行きました。
これから煮物が美味しくなる季節、もっとうまいやりかたを知りたいです。
書いてみてわかったのですが、このやりかたでも十分に時短になっていました。