Keychron Q8
少し前につぶやいた通り、Keychron Q8を購入しました。キーキャップとキースイッチも届き、組み立てが完成しましたのでご紹介したいと思います。
Keychronとは
まぁ、Keychron製品はこれが初めてなので、会社や商品の紹介はネット上のもっと詳しい人たちに任せるとして、サクッとご紹介します。
フランスと香港に拠点を置くメーカーで、主にキーボードなどのパソコンアクセサリーを製造販売しています。しかも、メカニカルキーボードという、キー一つ一つに独立したスイッチが使われているタイプのキーボードを専門としています。
Q8とは
アリスレイアウトと呼ばれているハの字型のキーボードです。65%キーボードなので、ファンクションキーやテンキーはありません。
購入したもの
キーボード本体
Keychron Q8ノブ付きのベアボーンです。ベアボーンというのは、スイッチとキーキャップが含まれておらず、自分で別途用意する必要があります。
キースイッチ
Cherryの MX Speed Silver RGB版です。いわゆる銀軸と呼ばれているスイッチで、数あるチェリー軸の中で、定番である赤軸より押したときの遊びが短いバージョンです。つまり、赤軸よりもキー入力が早く反応するわけですね。それゆえ名前に「Speed」とついており、ゲーム向けとうたわれています。
キースイッチは様々なメーカーから出ており、銀軸よりも軽かったりストロークが短いものなどありますが、以前使っていたキーボードが銀軸を使っていたので、選びました。以前使っていたのはCorsair K95というゲーミングキーボードです。
キーキャップ
Tai-haoのバックライト対応PBTキーキャップです。「The Deep Forest Blue」というモデルです。
バックライト対応とは、文字の部分が印刷ではなく透過するようになっており、LEDの光が透過することでカッコよくなります。薄暗い空間でも文字が認識しやすくなるというメリットもあります。
PBTとは材質のことです。他にABSとかあります。ABSはカチャカチャとした軽い音ですが、PBTのほうがトコトコというワントーン落ち着いた音です。
Keychron Q8のスペースキーは左右にあり、左は2.25U、右は2.75Uというサイズです。The Deep Forestシリーズにはこのサイズのブランクキーがないため、別途購入しています。Tai-haoの中の人によると、「BoBo profileにしかない」、とのことで、これだけ単品で購入したため色が違います。
リストレスト
左右分離型のリストレストを購入しました。Q8の外装の形状は、手前側もハの字になっており、一般的な長方形のリストレストではフィットしません。公式でQ8専用のリストレストもありますが、正直なところリストレストって手首を載せる部分しかいらないので、でっかいのはいらないなぁと思ってAmazonを物色していたところ、小さいの二つでセットという商品があることを知り、Side3というところの商品を購入しました。使わないときは重ねることで省スペースになり、これにしてよかったです。
良かったところ
VIAに対応していて多彩なキーマッピングが可能
VIAとはキーマッピングを変更するフリーソフトウェアです。
Fnキーと組み合わせることで、上下左右キーをIKJLキーに割り当てたりしています。これによりカーソル操作がホームポジションから動かさずに可能です!
ハの字のため手首が楽。
最近、一般的な横並び形状のキーボードだと手首(親指の付け根の延長のあたり)が痛くなっていたのですが、Q8は痛みません。
いまいちなところ
LEDが南向き(手前側)にあり、一般的なバックライト対応キーキャップではあまり透過しない。これについては写真付きで後述します。
バックライト対応にこだわってキーキャップを選定したが、あまり期待した結果が得られなかった。
好みのRGBパターンがなかった。
キーを押すと波紋のように広がるパターンが好きだけど、どうやらそういったパターンはない。
南向きLEDとキーキャップの相性問題
矢印キーでご説明します。キーキャップの文字はやや上に配置していることが多いと思います。Tai-haoのThe Deep Forestも同様です。写真だと若干透過しているように見えますが、実物はほとんどしていません。
右キーだけ上下をさかさまにつけてみましょう。なんということでしょう。光が綺麗に透過しています。私はこのような透過具合を期待していたので、正直期待外れの結果でした。
南向きだと、手前側にLEDがあるので入力者からするとRGBが鮮やかに見えるという良いところもありますが、文字を光らせたい人からすると、キーキャップ文字の位置を選ぶことになり、候補がだいぶ絞られることになります。その点をよく検討してキーキャップを選ぶといいでしょう。
終わりに
アリスレイアウトのおかげで手首の痛みが楽になった。
VIA対応キーボードは自由にマッピングできてすごくいい!
ここまで特に触れてませんでしたが、マクロパッドとしてKeychronのQ0という独立したテンキーも購入しました。