退職エントリ
11月25日、ついに最終出勤日を迎えました。9カ月かかった転職活動の果てに内定通知書を受け取り、それについては前回のエントリでつらつらと述べましたので、今回はそれから最終出勤日までをつらつらと述べたいと思います。
退職交渉
内定通知書を受け取り内定承諾を行い、先方から受け取った旨の確認を得てから、その翌日には上司との退職交渉を始めました。事前に退職願を自宅で作成しておき、朝に上司へ30分ほど打ち合わせの時間が欲しい旨伝えました。打ち合わせというか、面談の中での話の進め方はネットで調べると出てくるのでそれを参考にしました。上司は驚いた様子でしたが、とりあえずその場では上司の上司へ伝える、とのことでお開きになりました。
翌日、出社して打刻する前に上司の上司から呼ばれ、「話は聞いた。気は変わらないのか?」と尋ねられましたが、決意は変わらないことを話しました。がっくりと肩を落として落胆している様子が見て取れました。上司の上司がこうなることはわかっていたので、感情は表に出さず、淡々と受け答えしました。上司の上司の上司へ報告する、とのことでお開きになりました。
会議室を出るとそうそう、上司の上司が上司の上司の上司に声をかけて会議室に入るのが見えました。しばらくして二人が出てきて、上司の上司の上司が社長室へ入るのが見え、ここでもしばらく話し込んでいたようです。
その日の夕方、上司に状況を聞いたところ、社長まで話は進んでいる、とのことでそれ以上のことはわかりませんでした。エージェントからは、退職交渉の状況を逐一報告することを求められていたので、ここまでのことを毎日報告しました。
それから数日して、人事から退職願を受理したことをメールで連絡があり、退職日が確定しました。その日中にエージェントへは報告しました。
引き止め(仕事減らすから、給料増やすから)はあるのかな、とは思っていたのですが、次の会社が決まっていて決意が固い意志が伝わったのか、特にありませんでした。面談した上司たちも落ち込んでいる様子はありましたが怒鳴ったりすることもなく、お葬式ムードでしたね。
業務引き継ぎ
退職日が確定してから、業務引き継ぎ書と業務内容を羅列した資料の作成に取り掛かりました。業務内容については、普段から自分の担当業務をまとめた資料を作成していたので、それをブラッシュアップする形で整えました。業務引き継ぎ書については、仕掛中の案件を中心にまとめました。転職を決意した時点で始めておけばよかったのでしょうが、日常の業務に追われ、資料の作成はさぼってました。
後任へ業務の引き継ぎを始めるにも、社内公示前だとやりづらいということもあったようで、11月の半ばに社内公示されました。弊社は入社退社などがSharePointOnlineで掲載されます。公示されてから、「辞めるの!?」とたくさんの方から声をかけられました。特に、私が担当していたシステムは工場寄りのため、各工場では動揺が広がっていると仲の良い方たちから聞きました。
社内公示されてから、毎日のように後任へ業務引き継ぎを行いました。資料を基に作業内容などを伝えるのですが、まーいままでやったことないことをイチから教育なんてできないので、どこまで理解できたでしょうかね。ギリギリの人数で属人化して、担当業務の冗長化はされていないので、これを機に環境が良くなることを望みます。
最終出社日
身辺整理
社内公示されてから、あらかじめ、自前のキーボードや私物などを持ち帰っておりました。が、何名からか餞別のお菓子などいただいて、持ち帰る荷物が増えてしまいました(笑)。私の子供のことも考慮してチョイスしてくれていて、嬉しい限りです。
PCや社用携帯など貸与されたデバイスをクリーニングシートで清掃し、デスク周辺の整理を行いました。
挨拶回り
あらかじめ、挨拶するときに配るお菓子などを考慮して以下にカテゴライズしました。
1.自分の在籍部署
2.自分の席があるフロア
3.それ以外のフロア
自分の在籍部署については片手程度の人数なので、日本橋三越でその人ごとに年齢、好みや家族構成などを考慮してお礼の品を買いました。役職が高いほど金額が高い品物を選びました。60、50代は和菓子、40代は食べ盛りの家族もいるのでいろんな種類の洋菓子詰め合わせなど。女性にはこれから乾燥する時期なのでハウスオブローゼのハンドケアアイテム。これを、役職が高い順に一人ずつ一言二言お礼を述べながら渡しました。
https://www.mistore.jp/shopping/brand/foods_b/061040.html
自分のいるフロアにはヨックモックのシガールを用意しました。シガールは人気ありますから、間違いないでしょう。一人ずつ業務で関連があったことなどを引き合いにお礼を述べました。感染予防としてお菓子を直接手渡しではなく、箱に入っているまま持ち運び、皆さんに一つずつ取っていただきました。なるべく余るように多めに用意し、フロアの共用スペースにメモと一緒において、他フロアの方などにも取っていただけるようにしました。
挨拶する順番は悩みましたが、フロアの奥のほうから回りました。私のいるフロアには社長もいるのですが、タイミング悪く不在だったため、戻ってきてから挨拶に伺いました。
ほかのフロアについては、部署単位で声がけし、お礼を述べて回りました。さすがに人数が多いので、特にお菓子などは用意しませんでした。
次の会社は決まってるの?とか、いつも対応が早くて助かりました、とか、来週からいないなんて寂しくなるなぁ、など皆さんから暖かい言葉をいただけました。
退職の挨拶メール
前日から退職の挨拶メールを作成しました。送信対象はグループ全社員。やはり情シスとしてほとんどの方とやり取りしたことがあるので、範囲が大きくなってしまいますね。具体的な業務を引き合いにお世話になった、成長につながったことを記述し、感謝していることが伝わるように意識しました。退職後の連絡先について、書く/書かないどっちでもいいようですが、私は書くことを選びました。一般的には電話番号・メールアドレスを書くようですが、いたずらが怖いので、LINEのQRコードを載せました。LINEのQRコードなら、再作成して古いのは無効にすることができますので。更新方法はググればでてきます。送信ボタンをポチっとするタイミングに悩みましたが、定時の1時間前くらいでいいかな、という感じでタイミングを見計らって送信しました。送信した直後から、大量の返信をいただき、1件ずつ丁寧に返信しました。さっそくLINEで登録してくださる仲の良い方たちがいて、嬉しかったです(笑)。
最後に
退職交渉を始めてからはあっという間でした。
業務もだんだん減っていき、少し暇でした(笑)。
暖かいお言葉をかけてもらうことが多く、これまでの仕事の仕方は間違ってなかったかな、と自信にもつながりました。
退職後の連絡先でLINEはいいと思います。嫌な人から申請が来てもその場で断りづらくて登録しても、後からブロックとかできますから。