双極性障害+発達障害の捉え方について
お疲れさまです。
今日は長く書類整理をしたり、雨の中長時間運転したりして、疲れてしまった。少しお腹も痛いし。
運転しながら、今後どうやって生きればいいか、なんてことを考えていた。
自分にとってのメモと、誰かにとっての役に立つかもしれないので、アウトプットしておく。
躁状態とうつ状態の持続期間
このままだと漠然としているので、まず双極性障害(双極症)の各症時期における持続期間を思い返す。
双極症研究の権威である加藤忠史先生の本によれば、私のような双極症II型の人が各症状になっている期間は
軽躁症状+混合状態:3.6%
うつ症状:50.3%
寛解期:46.1%
となる。1年=365日で考えると、小数点以下四捨五入して
軽躁症状+混合状態:13日
うつ症状:184日
寛解期:168日
一番気をつけたい軽躁状態は月平均だと1日、全部続いた場合なら2週間程度になる。
また、うつ症状は6ヶ月程度、年間の半分程度はうつ状態だと思っておいたほうがいいだろう。寛解するまでに+30日程度余裕をみても良いかもしれない。
ある程度は薬で軽躁状態を抑えたり、うつ状態を軽くすることはできるものの、期間や頻度を変えられるといった内容の治療は聞いたことが無いし、この本にも、Web上の情報などにも載っていない。
変化の度合いはある程度抑えられるものの、双極症の各症状の期間については、ずらすことは難しいと考えたほうがいいだろう。
つまり基本はうつ状態で過ごす、様々な意思決定や作業において意欲や効率低めになるということだ。
発達障害と合わせた自己分析
私は軽躁状態だと多弁だったり色々な人と話しやすいが、それができる期間はごく限られていることがわかる。
また発達障害ではADHDの疑いもあるがはっきり診断が出ているのはASDで、どちらかといえば自分の作業を続ける、社交性にそこまで重きをおいていない。
総合的にみて、社交性がそれほど必要でなく、変化の小さい仕事や生活を続けるのが良いと言えるだろう。
働き方の種類
働き方は大きく分けて
障害者雇用などで組織に入って継続して働く
個人事業主として働く
の2種類が考えられる。経験上、クローズドで組織で働くのは得策では無い。融通が利かないし、万一軽躁状態で結果を出してしまうと、それが求められる基準となりがちだからだ。
一年の中で寛解期と軽躁状態をあわせて5ヶ月ほどで年間の生活費、おおよそ300万-500万程度を安定して稼げるならば、私は個人事業主のほうが良いと思う。
特に私は田舎に住んでいるので、障害者雇用の種類が限られているし、あったとしても通勤時間が長い。また、もう少し若ければ継続して障害者雇用をすることで、精神的な安定にも繋げられたのかもしれない。
そうすると必然的に個人事業主、フリーランスとして働くことになるが、その中でもより出張やコミュニケーションがそれほど高くない、コーディングスキルにおもねる案件をチョイスするべきだろう。
額面の大きさよりも、自分が続けられる案件を選ぶべきだし、ゴリ押しするようなタイプのエージェントは避けるべきだ。
秘書問題
それから秘書問題も参考にできるだろう。
秘書問題とは数学の最適停止問題の一種で、ざっくり言えば新しく秘書を面接で雇うとき、面接の総数の37%(=1/e)を最初は飛ばして選択肢の基準とすべきというもの。
実際には3-4人飛ばして基準を決め、5人目以降が基準より上なら採用、基準以下なら6人目以降で基準を超えた人を採用する。
特に軽躁状態だと意思決定を早く急ぎがちなので、なるべく選択肢を出すということを常に意識する。
何が言いたいかというと
今の案件を拙速で決めたことを後悔しているという話。
次の案件を決めるときに活かしたい。