2024/02/29 写真は自分を写す鏡 ペンは剣よりも強く、写真はペンよりも強い!?
言いたいことや考えていることを残しておきたい、伝えたいと思うからをこうして書いているわけで、文章はまさに自分自身である。そして、そのことを本人は自覚している。
写真はどうだろうか。SNS等に気軽に投稿した写真には、写っている事実だけではなく、その人の心の内が、ものの見方や考え方が表れている。だが、そのことに本人は気付いていないのではないだろうか。
お出かけ先の、おしゃれなカフェや海外の写真。有名な店での食事風景。お金のかかっていそうな稽古事の様子。私とは縁遠い暮らしだが、本人にとっては特別なことではなく日常なのだろう。だとしても、ごくふつうの日々の暮らしもあるはずだが、そんな写真は載せない。
こう見られたい、こう見せたいと思って、あえてやっているのなら、それはそれでいい。SNSをそのように利用するのも、今の世の中ではアリだ。
いい面だけを載せたいというのは、人として当たり前の心理だろう。
だが、写真の怖いところは、自分でも意識していなかった優越感や、コッソリ隠しておきたかった嗜好や考え方まで表れてしまうことだ。
写真は、間接的ではあるが、文章よりも心の内が無意識に出てしまうような気がする。写真は、自分を写す鏡でもある。
だが、逆にいえば、写真は想いを伝える最強のツールであるということだ。
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