2023/09/10 読書記録 写真を観察してみよう 『鵜の目鷹の目』
9/5の<つぶやき>にチラっと載せた浅瀬川原平著『鵜の目鷹の目』について書いてみようと思う。
赤瀬川さんによると、この本は「作品批評ではなく、作品観察とでもいえるもの」とのこと。
例えば、トップに載せた写真は、
石内都写真集『APARTMENT』の中の一枚。
赤瀬川さんは、「トレンディなアパート」というタイトルを付けている。
桑原甲子雄写真集『東京昭和十一年』の中の一枚。
赤瀬川さんは、「満開のハリ紙」というタイトルを付けている。
武田花著『猫・日の当たる場所』の中の一枚。
赤瀬川さんは「猫のまなざし」というタイトルを付けている。
今日の散歩の途中で、さっそく図書館によって武田花さんの本を3冊、借りてきた。楽しみだ。
時が経ち、世の中が変化して、人の心も変わる。
その流れの中で写真は、人にとって一体何なのだろう。
この本は、赤瀬川さんが路上観察する時の目をもって写真を仔細に観察し、読む者を楽しませてくれる。もしかしたら、ご自身がいちばん面白がっているのかもしれない。
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