”ショック・ドクトリン”~ハワイでも起きそうな予感
ショックを受けて暗い気持ちになってしまう”ショック・ドクトリン”という手法を前回ボソッとでご紹介しましたが、「あっ、これ、ショック・ドクトリンになりそうな予感がする」というニュースがありましたので、今回ボソッとさせていただきます。
※ご参考までに前回ボソッとしたショック・ドクトリンについて
ハワイで”ショック・ドクトリン”が起こりそうな理由
『ハワイ』でショック・ドクトリンが起こりそうな理由は2つあります。
①ハワイのマウイ島で発生した山火事
②ハワイの先住民を悩ます住宅問題
それではこの2つの事象について説明したいと思います。
ハワイのマウイ島で発生した山火事
アメリカ・ハワイ州マウイ郡は発生から3週間経った山火事のニュースは皆さんもご存知だと思います。
最も甚大な被害が出たラハイナ地域の捜索が本日完了したとのニュースが入りました。このラハイナ地域では今までに115人の死亡が確認され、54人の身元が判明しています。
被災場所では有害廃棄物の撤去作業が必要であるため、住民の帰還がいつになるかはまだ明らかにされていません。
このハワイのマウイ島で発生した山火事は、前回のボソッとでも取り上げたハリケーン・カトリーナやスマトラ沖地震によるアジアの津波災害と同じ”災害ショック・ドクトリン”の性質を持っています。
住民はこの山火事で相当なショックを受けていることは間違いありません。
ショックを受けて、パニックで頭が真っ白になった間に、通常なら反対が多すぎて受け入れられないほどの過激な政策を一気に通すという手法”ショック・ドクトリン”が、ハワイで起こるのではと大変心配しております。
ハワイの先住民を悩ます住宅問題
国際ニュースからはハワイの先住民を悩ますある問題を知ることができました。
信じられないことがハワイで起こっています、それは・・・
ハワイからから離れざるを得ない状況に追い込まれている先住民は、その多くはハワイから5000キロ近く離れたアメリカ本土のラスベガスに移住しているそうです。
それはなぜか?
なぜならば、ハワイでの住宅価格や住居費が高騰しているからです。
ハワイはアメリカで最も生活費が高い州であり、全米平均よりも86%高い水準。住居費は平均より207%も高い状況となっているそうです。
このような状況で、もしハワイで一軒家を購入したいと思ったら・・・
ホノルルから車で30分、オアフ島の戸建て中古住宅価格(中央地)は約1億5000万円以上するようです。
この問題についてハワイ先住民の方はこのように語っております。
このようにハワイで住宅価格が高騰している理由は、
ハワイで家を建てる際の厳しい規制ルールがあってそもそも住宅戸数が足りないこと、
そして、ハワイの外からの投資マネーも流れ込んでいる、というのが主な理由です。
既にハワイでショック・ドクトリンが起こっている?
ハワイの外からの投資マネーも流れ込んでいる・・・
山火事でショックが起こっている最中に、住民が土地を手放すチャンスを見計らっている、そんなことをイメージできますよね。
そんな中、メディアがショック・ドクトリンが発生しそうな情報を入手したというニュースが入っていました。
そして、この不穏な動きに対して、ショック・ドクトリンを回避するために、”民衆のショック・ドクトリン”を起こそうという人の取材記事もありましたのでご紹介します。
モーケン族のように、自分たちの地域で何が一番良いのかを自分たちで考え、自分たちで行動し、問題解決をはかっていこうとする姿があることに、大変安心しました!
ちなみに、私同様に、ハワイでショック・ドクトリンが起きそうだとnoteに書いてあった記事もあったので最後にご紹介します。