【読書】まちづくり幻想 地域再生はなぜこれほど失敗するのか(著:木下斉)
年末年始は読書日和が続きます。
ぜひ、みなさんも気になる1冊を手にとってみてください。
わたしも昨年から会社の肩書を捨てて地域に分け入る身として、理論と実践、出番と役割、感性と理性を学び続けます。
木下斉 『まちづくり幻想 地域再生はなぜこれほど失敗するのか』
先日から木下さんの狂犬の本音+【メンバーシップ】にも入らせていただいていますが、気づきと共感で溢れています。
著者の木下さんは高校生の頃から商店街再生に取り組み、現在は全国のまちづくりに関わる、まさにその領域のプロ中のプロです。
歯に衣着せぬ語り口がまた爽快感あります。
本書もまちづくりに潜む闇やなかなか切り込めない領域にズバズバ入っていっています。
読んでの学びと気づき
地域の中の人にも外の人にも共通する前提条件を学ぶことができる
中の人、外の人それぞれに求められる具体的なアクションが学ぶことができる
さまざまな立場、レイヤーに響く言葉がある
おわりににも触れられていますが、まちづくり、地域づくりにおいて、思考の範囲の拡張、近道はないこと、仲間づくりの大切さを改めて学ぶことができました。
まちづくりにおいて、最も大切なことは、中の人=地元の人の想いや行動にあると思います。
その上で、わたしのような外の人も他責せず、本気で取り組むことで相乗効果を生むことができます。
学びを三豊で活かす
外の人に求められることは、中にないスキルであり、中からは見えない視点です。
この軸は、わたしが三豊での出番と役割を考える上で大切にしたいところです。
Uターンの方々やIターンで先行して地域に入っている人たちの声をもっと聞きたいと思いました。
かれらの存在はその地域の未来をつくるために、わたしがその地域に関わり続ける上で、非常に強力で、もしかしたらかけがえのない仲間になりうる存在です。
三豊ではすでに切磋琢磨できる仲間や地元を知り尽くした強力な地域のサポーターがいます。
しかし、自分が三豊で何かをやるときに、絶対この人と組む!という顔がまだ見えていないところがあります。
次回1月中旬の三豊訪問では、そんな強力な仲間候補を見つけて話すのが次のアクションだと思います。
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