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【農ライフ】NEOアルベルゴ・ディフーゾを目指す
突然ですが、「アルベルゴ・ディフーゾ」を聞いたことありますか?
ほとんどの方が知らないのではないでしょうか。
イタリア語です。
アルベルゴ=宿
ディフーゾ=分散した
つまり、分散型宿泊施設のことです。
ここまで聞いてもなんのこっちゃ?ですよね。
アルベルゴ・ディフーゾとは
地域に散らばっている空き家を活用し、建物単体ではなく地域一帯を点在型ホテルとするイタリア発祥の取り組みのことです。
まち全体をホテルと見立て、レセプション、宿舎、レストラン等の構成要素がまち中に広がっています。
地域に暮らすような滞在スタイルであり、地域の「水平的発展」を実現する観光地域づくりのモデルとして注目されています。
空き家が増える農村地域のまちづくりの一つの解決策として、世界的に注目を受けているコンセプトです。
本場のイタリアの認証制度にはすでに100以上の事業者・団体がいるそうです。
実は、イタリア以外では唯一日本で認証されている場所があります。
岡山県矢掛町です。
矢掛町のプロモーション動画
認証制度が厳しく、基準などはちょっとどうなの?と思うところもありますが、まちづくりのコンセプトとしては共感できるものがあります。
矢掛町も自治体単位での認証制度「アルベルゴ・ディフーゾ・タウン」で認定されているように、一つの事業者頼みではなく、街全体で取り組むことが大切だと思います。
香川県三豊市もこのコンセプトを軸に広げていったら面白いのではないかと考えています。
ただそのままではなく、市に点在するさまざまな魅力を水平的にゆるく連帯し、それぞれの個性を残したまま、一つの共通の価値を作り込んでいくのが良いのです。
海があり、山があり、島がある。
そんな多種多様な景観こそが、三豊の魅力です。
それぞれを借景とした宿も点在しています。
それぞれはまるで別の地域のようですが、三豊というコンパクトなエリアにまとまっている、そういう景観の多様性こそが三豊の根源的な価値です。
景観美を共通言語として持てれば、事業者同士がライバルにならずに連携しやすいのではないかと思います。
街全体を美術館に見立てた山・海・島の回遊モデルこそ、活気づいてきている三豊が次に進むべき地域開発ではないだろうか。
宿と宿の間を、田畑や果樹という農地や父母ヶ浜などの美しい海岸、うどん屋などの飲食店が繋ぐことで、来訪者が飽きることなく滞在できるモデル。
回遊をうながす交通整備やることは山ほどあります。
ただ、観光客が街のあちこちに広がることで、地元住民の足も充実する。
そんな循環を作れれば良いなと思います。
そんな提案を次回の三豊プロジェクトでは地元メンバーと議論してみたいと思います。
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