【開催御礼】美瑛町 × 京都府伊根町 コラボ料理教室 ～海と丘の幸の出会い～
2025年2月11日（祝・火）、美瑛町と京都府伊根町のコラボレーションによる「料理教室」を開催しました！「日本で最も美しい村連合」に加盟する両町の特産品を活かし、地域の魅力を再発見するイベントとなりました。
■当日の流れ
① ゲストスピーチ
2017年に関東地方から伊根町に移住し、古民家カフェ・宿、不動産業を運営している、合同会社GURI代表の當間一弘さんがゲストに。當間さんは、伊根町の観光・食・不動産を活用した地域活性化に取り組んでいる起業家です。オーバーツーリズムや空き家問題などの課題を解決しつつ、伊根町に新しい移住者やビジネスを呼び込むことを目指しています。伊根町が抱える課題は美瑛町と通じるところが多く、文化の交流だけでなく、地域の未来を見据えた課題解決に向けても協力し合える関係であることを改めて感じました。
そして、「美食地政学プロジェクト」のメンバーである、宮城大学食産業学群 准教授 丹治朋子さんからは
「美食地政学」とは何かについて、説明がありました。
美食地政学とは、平たく言うと、食を通じて地域の文化や経済、環境、国際関係を分析し、持続可能な社会を築くための学問です。特に、地域ごとの食文化を活かした観光やまちづくり、環境保護の取り組みが重要なテーマとなっています。
美瑛町と伊根町のような「美しい村」の食文化を研究し、地域活性化の新たな可能性を探ることが、美食地政学の実践の一例といえるでしょう。
② 料理教室
講師は、美瑛町地域おこし協力隊で料理人のチョン・テウさん。デモンストレーションの後、参加者が実際に調理を体験しました。
今回作った、美瑛町の「丘の幸」と伊根町の「海の幸」を組み合わせた特別メニューはこちら！
① 伊根ぶりと蕪の美瑛味噌炒め
② 美瑛和牛の経産牛を使った牛肉のジョン～京野菜のサラダを添えて（韓国料理）
③ 有機JAS転換中の美瑛米ごはん 伊根の鯖のへしこを添えて
海と山の食材が融合した、ここでしか味わえない料理！参加者からは「新しい味の発見があった！」「美瑛でこんなにおいしいブリが食べられるなんて感激！」
「冬の美瑛はじゃがいもや玉ねぎなど食べられる野菜が限られるが、京都の新鮮なカブや葉物野菜がおいしかった」などの良い評価をいただき、おいしいものを囲みながら各テーブルごと、豊かな食についての話しが弾んでいました。
■まとめ
「日本で最も美しい村連合」に加盟する地域同士、観光促進だけではなく、人口減少や空き家活用、持続可能な観光のあり方、そして基幹産業をどのように維持し町の景観を保全していくかといった、共通の課題に向き合い、それぞれの知見や取り組みを共有することが重要です。今回のイベントは、食を通じた地域交流の場であると同時に、地域活性化のためのヒントを得る機会にもなりました。今後も、美瑛町と伊根町が互いに学び合いながら、美しい風景と豊かな文化を未来へつなげていけるような取り組みを続けていきたいと考えています。
この記事を読んで「伊根町に行ってみたい！」と思った方は、ぜひ美瑛町と伊根町のコラボに注目してください！
#美瑛町 #伊根町 #日本で最も美しい村 #料理イベント #地域活性化 #食文化 #美食地政学
【開催概要】
日時：2024年2月11日（祝・火）11:00〜13:00場所：ふれあい館ラヴニール調理室（美瑛町）
参加者：地元住民 約30名
講師：美瑛町地域おこし協力隊 料理人 チョン・テウさん
ゲストスピーカー：當間一弘さん（合同会社GURI 代表）※伊根町で古民家カフェ・宿・不動産業を運営
美食地政学プロジェクトメンバー
・宮城大学食産業学群 准教授 丹治朋子さん、講師 緩鹿 泰子さん
・新潟食料農業大学 教授 高力美由紀さん
ありがとうございます。